【明治安田J1リーグ】FC東京 1-1 横浜F・マリノス (5月19日/味の素スタジアム)
ブラボーな一撃に味の素スタジアムが揺れた。FC東京の日本代表DF長友佑都がホームでは5118日ぶりとなる強烈なミドルシュートを突き刺したのだ。世界を知るベテランはゴラッソを決めると、熱い咆哮でチームメイトとスタジアムに集まったファンを大いに盛り上げた。
長友佑都は2021年9月にFC東京に復帰した。37歳となった今でも不動のレギュラーとして活躍している大ベテランだが、日本に帰ってきてからホ-ムの味の素スタジアムでのゴールはお預けとなっていた。
その待望の瞬間が今節、横浜F・マリノス戦で訪れた。
FC東京が0-1と追いかける展開で迎えた55分、ホームチームが左サイドから攻めると、最後は相手のクリアボールを拾った松木玖生がボックス外から走り込んできた長友に落とした。これを百戦錬磨のベテランDFはダイレクトで右足を振り抜き、名手ポープ・ウィリアムも触れることのできない完璧なミドルシュートを突き刺している。
この場面について、解説を務めた松原良香氏は「見事ですね。サイドバック(長友)がバイタルにいるんですよね。ここのポジションを取って、シュートを決めきる力。長友さすがですね」と賛辞の声を送った。
ファンも「ブラボー!」「長友さすが!」「そこにいるか長友w」「決めた長友さん見事」と大興奮の様子だった。
そして注目が集まったのが得点後の熱い咆哮だ。気持ちを全面に押し出した場面について試合後のインタビューで問われると、「常に長友は吠え続けているんですけど、勝利につながらなかったので、吠えただけだったなと。次は繋がるようにしたいです」と、長友節を交えつつ、次なる試合での勝利をサポーターに誓っていた。
(ABEMA/明治安田J1リーグ)