パリ五輪世代期待のストライカーである柏レイソルの細谷真大と解説者・槙野智章のとある因縁について、スタジオが凍りついた。14歳差の両者が一触即発となった事態とあり、コメンテーター陣は「なにしてるのよ！？」とヒヤリとしたようだ。
5月19日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、今年7月に開催されるパリ五輪を特集。56年ぶりのメダル獲得に期待がかかるU-23日本代表のなかでも、柏レイソルの万能ストライカー細谷に注目した。
すでにドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGやイングランド2部のサンダーランドから興味を持たれている細谷。MCを務める槙野は彼の凄さについて「圧倒的な初速、フィジカルの強さ、決定力。そしてさまざまなシュートモーションを持っている」と4つのポイントを紹介した。さらに「日本人ストライカーにいないタイプ。特徴的な武器はあるけど、細谷のように体が強くてスピードがあって決定力があって、色々なところでゴールが取れる選手はいない」とコメント。細谷の能力の高さを大絶賛している。
ここまでべた褒めだった槙野だが、細谷とはある因縁があるという。2021年、槙野が浦和レッズに在籍していた33歳の時に、19歳の細谷と対戦した経験がある。その試合で、サイドラインを出たボールに対して、槙野が細谷から取り返して早くリスタートしようとした。これに対して、細谷が突然突き飛ばしたことで一触即発。槙野は細谷の首を掴んで険悪な雰囲気になると、両チームが入り乱れ、最後は主審に止められる事態となった。
当時を振り返った槙野が「試合中にボールを取ろうとした僕に対して細谷選手が背中をバチっと押した。僕は早く始めようとしたのですが、19歳の子に押された。それに対して『ふざけんじゃねーぞ』っていうアクション」と説明すると、スタジオの他の出演者たちからは「なにしてるのよ！？」「怖い怖い」といった声が漏れる。
槙野は「細谷選手、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪をしながら「僕も調子に乗っていたし、僕が100（%）悪い。悪いですが、負けん気、上の先輩にもフィールド上では全然関係ないと、こんな感じでバチっとくる選手はめちゃくちゃ好き」とコメント。細谷の負けん気の強さを買っているようで、「これを機に、次の試合から『お疲れ様です』とか『こんにちは』というようになった。これが良かった」と、今ではいい関係性を築いていることを強調していた。
（ABEMAスポーツタイム）
