【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 エヴァートン(日本時間5月20日/エミレーツ・スタジアム)
まるで漫画のような、現実離れしたスーパーセーブが話題沸騰だ。プレミアリーグ優勝がかかったエヴァートン戦でアーセナルの守護神ダビド・ラヤが、パンチングがせいぜいに見えた強烈なミドルシュートをキャッチング。視聴者たちも驚きを隠せない様子だった。
1-1で迎えた63分だった。左サイドからエヴァートンのFWドミニク・キャルヴァート=ルーウィンが急加速のカットインでDFウィリアム・サリバをかわし、右足でゴール右上隅に完璧なシュートを放った。
ボールはしっかり枠に飛んでおり、パンチングがせいぜいに見えた。しかし、なんとラヤはこのシュートをキャッチング。こぼれ球を狙って詰め寄っていたエヴァートンの選手たちにまったくチャンスを与えなかった。
ABEMAで実況を務めた吉野真治氏は、「キャッチしたラヤ!スーパーキャッチ! 弾いていくのが当たり前という勢いにも見えましたけど」と興奮気味にこのシーンを伝え、解説陣も槙野智章氏が「うわ! キャッチ!」、鄭大世氏が「ボールスピードありましたけどね」と驚きながらコメントを残した。
このスーパーセーブには、「えぐいってw」「マグネットキャッチ」「こ、これをキャッチ」「世界はキャッチするんだよな」「バケモノやん」「少林サッカーかよ」などコメント欄が大盛り上がり。また、人気サッカー漫画『キャプテン翼』の登場人物であり、SGGK(スーパー・グレート・ゴール・キーパー)の異名を持つ若林源三になぞらえて「若林キャッチ」「これはSGGKw」「漫画?」などの書き込みも目立った。
この日のアーセナルはポゼッション率が69%と相手を押し込む展開が続き、プレー機会の少ないGKにとってはプレー感覚と集中力の維持が難しい展開。それでもここぞの場面で見せたラヤのスーパーセーブだった。今シーズンからアーセナルに加入し、一時はミスで批判を浴びたものの、最終的に16試合でクリーンシートを達成してプレミアリーグ・ゴールデングローブ賞を獲得したラヤの真価が垣間見えた瞬間だった。
最終的にマンチェスター・シティに勝点2およばず、準優勝に終わったアーセナルだが、38試合で29失点はダントツのプレミアリーグ最少。CBのサリバとガブリエウ、そしてGKラヤを中心としたガナーズ守備陣は、文字通りの堅牢だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)