【WWE】SMACKDOWN(5月17日・日本時間18日/ジャクソンビル)
全米注目の超新星レスラーがレジェンドの頭を叩く大胆ムーブ。怒りの導火線に火を付けた結果、3連発で硬いテーブルへ真っ逆さまの“お仕置き”を喰らい、終わりのないテーブル地獄に悶絶する衝撃のシーンが反響を呼んでいる。
WWEでランディ・オートンとカーメロ・ヘイズが対戦。デビューから破格の扱いで話題となった超新星が、元WWE王者でスーパースターのオートンと激闘を繰り広げ、”テーブルクラッシュ3連発”と手痛い洗礼を受けた。
先月のWWEドラフトで下部団体NXTからサプライズ昇格したヘイズは、指名を受けた当日に、統一王者・コーディ・ローデスと即シングルで力試しと華々しいデビューでも注目を集めた新人。オラついたキャラと高いフィジカル、ズルさも兼ね揃えた万能タイプのレスラーだ。
試合開始からオートンが負傷している左ヒザを攻撃し舌なめずりのヘイズは、さらにレジェンドレスラーの後頭部を“パシッ!”と平手で叩く無礼千万な態度に出る。オートンはうつむきながらも、沸騰するケトルの如く怒りを充填、その目つきからも「ヤバい」空気が流れ始める。
完全にオートンを怒らせたヘイズは鉄柱へ3度連続で叩き込まれる”かわいがり”を皮切りに、かち上げ式のエルボー詰め合わせ、さらに場外へ放り投げられ、実況席に叩き落される…という寸前のところ、サミングで難を逃れた。
この目潰し脱出法、いつもであれば狡猾なヘイズ流のムーブだが、この日は相手が悪すぎた。調子づいて観客へアピールしている最中、背後から怒り心頭に発したヴァイバー(編注:オートンのニックネームで「毒蛇」の意)が忍びより、足元をすくわれて硬いテーブルと尖った機材に背中を強打したヘイズは悶絶。
さらにオートンは頭突きから、ヘイズをリフトしてテーブルへバックドロップ・クラッシュを2連発で炸裂させた。テーブル下で悶絶するヘイズに、それでも怒りが収まらないオートンは3発目のテーブル地獄を敢行。
最初はイキっていたヘイズが声を張り上げ、のたうち回る姿に 「さすがに可愛そう」「受けすぎだろ」など同情の声もちらほら聞こえる。
散々痛めつけられたヘイズは、オートンへのヒザ攻撃など気概ある場面も見せ健闘するも、最後はオートンのエレベイテッドDDT、スプリングボードを捉えられカウンター式の“RKO”で撃沈。惜しくも次週のプレミアム・イベント「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」への出場を逃した。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)