【セリエA】インテル 1-1 ラツィオ(日本時間5月20日/ジュゼッペ・メアッツァ)
ラツィオのMF鎌田大地への大絶賛が止まらない。前節終了時点で19失点しか喫していなかった王者インテルを相手に、第3節ナポリ戦以来となるゴールを決めたのだ。ついに覚醒した日本代表MFには、辛口なイタリア・メディアも称賛の声を送っている。
王者インテルとのビッグマッチでラツィオの口火を切ったのは、絶好調の鎌田だった。32分、ボックス外から名手ヤン・ゾマーも触れることのできない完璧なコースに、左足の強烈なミドルシュートを突き刺した。
他にもアシスト未遂があった日本代表MFの活躍ぶりには、イタリア・メディアから称賛の声が相次いで寄せられてる。ラツィオ専門メディア『SOLO LA LAZIO』は、試合後の選手採点でチーム最高点となる「8」と評価。そして、次のように寸評している。
「復活は完了した。このゴールは、トゥードル監督の到着とともに2か月前に始まったプロセスの集大成だ。今日、彼は本来の役割である攻撃的MFとして、ローマに来て以来最高のパフォーマンスを披露した。彼が残留に関してクラブと合意に達すれば、これは将来にとって非常に良い前兆だ」
また、イタリア・メディア『TUTTO mercato WEB』でも、「この日本人選手はバイタルエリアの巨人であり、前線の司令塔としてだけではなくフィニッシャーとしても機能した。実際にスコアを1-0としたのは彼の左足だった」と、手放しで称賛されている。
ラツィオ入団1年目の今季は、マウリツィオ・サッリ前監督の下で一時はベンチを温めたものの、3月末にイゴール・トゥードル現監督が就任して以降はレギュラーに昇格。鎌田は別人のように輝きだした。
現地のファンやメディアの間では、今夏までになっている契約の延長を望む声も少なくない。いずれにせよ今季セリエAはこれで37節を消化。最終節でラツィオは、日本時間5月27日にサッスオーロと対戦する。
(ABEMA de DAZN/セリエA)