【WWE】RAW(5月19日・日本時間20日/グリーンズボロ)
4チーム8人が争う4WAYタッグ戦で元体操選手の女子レスラーが場外に向けて放った“アクロバティックな大技”に会場は騒然。まるでボーリングのピンのように女子レスラー6人が次々と倒れる壮観なひと幕に「吉本新喜劇みたいだ」といった声があがった。
女子タッグ王座次期挑戦者を決める4WAY戦が開催された。個性的なチーム同士の対抗戦。あっと驚く合体プレーで人気のチームが放った対戦相手全員を一掃した”アクロバティック殺法”に注目が集まった。
エントリーしたのはダコタ・カイ&カイリ・セイン、カタナ・チャンス&ケイデン・カーター、マキシン・デュプリ&アイビー・ナイル、シェイナ・ベイズラー&ゾーイ・スタークの4チーム。
試合序盤シェイナのカイリへの垂直落下式ブレインバスターをカタナ&ケイデンが妨害。リングに2人が残され、問題のシーンが起きる。「行くわよ」とパートナーに合図すると、ケイデンがエプロンへ、カタナがコーナーポストに駆け上がる。
トップロープのカタナは綺麗な倒立の体勢、これをケイデンがリフトしリング下の相手に放り投げるチームのフィニッシャー「ハイライト・リール」をなんと場外に向けて敢行。そこには3チーム6人の対戦相手が綺麗に整列しており、次々と床に倒れ込んだ。
ボーリングのピンのようにレスラーが次々と倒れる壮観な場面にファンから「みんな集合」「団体芸」や、同時に全員ずっこける姿に「吉本新喜劇みたいだ」や「カイリだけ風圧で倒れたぞw」などツッコミが殺到。なかには 「おお恐いな…」「投げられる方恐いよな」と勇気がいる決死のダイブ技にリスペクトの声もちらほら聞こえた。
合体プレーに定評のあるケイデン&カタナだが、特にカタナは、元体操選手でジュニアオリンピックでも活躍、アメリカ版SASUKEで男子に混じり予選突破した類まれなフィジカルの女子レスラーとして知られる。その後もトップロープから連携プレーを交えた「450スプラッシュ(ファイヤーバード・スプラッシュ)」などアクロバティック殺法を次々と繰り出しインパクトを残した。
試合はシェイナがマキシンを放り投げてゾーイがヒザで合わせる合体変形式の「Z-360」でフォール勝ち、4WAY戦を制し女子タッグ王者・ビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルへの挑戦権を手に入れた。(ABEMA/WWE『RAW』)
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