【AFCチャンピオンズリーグ】アル・アイン 5-1 横浜F・マリノス(日本時間5月26日/ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム)
目を覆いたくなるような、まさかのミスが起こってしまった。GKポープ・ウィリアムの退場により、スクランブル出場となった横浜F・マリノスのGK白坂楓馬が、ありえないミスから失点。「これはちょっと擁護できないな」「それはないぜ」などファンも辛辣な反応を見せている。
ホーム開催のファーストレグに2-1で勝利していた横浜FMは、セカンドレグで引き分け以上の結果を残せばクラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグのタイトルを獲得できる状況だった。しかし敵地でのリターンレグは、前半アディショナルタイムに守護神ポープが退場して数的不利となり、1-3とリードされて試合終盤を迎えていた。
すると90+1分、痛恨のミスが起こってしまう。ハイラインの裏に出されたボールに白坂が反応。ボックス左に転がってきたボールに対して、アル・アインのFWコジョ・フォ=ドー・ラバより先にボールをコントロールできる状況になった。しかし、クリアしようとした白坂はまさかの空振り。に入れ替わられると、そのままラバに無人のゴールにシュートを流し込まれた。
痛恨のミスに白坂は両手をあげて落胆し、チームメイトたちも天を仰いだ。対するアル・アインのベンチは勝利を確信したようにスタッフたちが抱き合うなど、コントラストがはっきりと分かれる大きなプレーとなってしまった。
あまりにも痛いプレーにSNS上では、「これはちょっと擁護できないな」「それはないぜ」「これはやらかしてしまったな」「痛恨の空振り」「何やってんだよ」「期待しているんだけど残念ながら基準に達していない」などの辛辣なコメントが並ぶ。一方で「よくがんばったよ。顔上げろ」「アジア決勝の舞台で経験したことを糧にして成長してほしい」など、成長を期待する声も見られた。
2021年にJFLのHonda FCから横浜FMに加入した白坂は、昨年までJ3の鹿児島ユナイテッドにローン移籍。今季から復帰すると、J1第4節の京都サンガF.C.で途中出場からJ1デビューしたばかりだった。ACLはこの決勝セカンドレグが初出場で、経験不足が出た格好となった。
なお、試合はアル・アインが5-1で大勝。2試合合計6-3でアジア王者に輝いた。クラブ史上初のACL優勝を狙った横浜FMは悔しい準優勝となった。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ)