【WWE】KING &QUEEN OF THE RING(5月25日・日本時間26日/サウジアラビア)
開催地特有の事情から女子レスラーの肌露出がNGとなった大会で、次々と飛び出す女子レスラーのスペシャル仕様のリングコスチュームに対して「格ゲーキャラみたい」など思わぬ反響が相次いだ。
サウジアラビアで開催されたWWEのプレミアムイベント「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」で、WWE女子世界王者・ベッキー・リンチとリヴ・モーガンのタイトルマッチが開催された。女性の肌の露出を制限する中東大会で“斬新すぎるリングギア”で登場したベッキーに注目が集まった。
実況がレッスルマニア並の盛り上がりと語るフルハウスの会場ジッダ・スーパードームに王者ベッキーの入場曲「Celtic Invasion」が鳴り響くと会場はヒートアップ。さらに「ザ・マン(漢)」のニックネームどおり執事のようなバッチリ正装風に身を固めたリングコスチュームにファンからも「画家かな?」「衣装かっこいい」さらには「格ゲーキャラ」「まるでYOSHIKI」と様々なリアクションが寄せられた。
さらに意外だったのはガウンのようなスーツ姿のまま試合を戦うベッキーのスタイル。ファンから「え?このコスチュームで戦うの?」という声も聞こえたが解説の堀江ガンツも意外性のあるリングギアに「ベッキー・リンチこのスタイルのまま戦うんですね」と驚いた様子。堀江は「サウジアラビアは宗教上の理由で、公の場で女性の肌の露出が禁止されてますからね」と解説。さらに「女性レフェリーも長袖です」と中東仕様の新鮮な姿に言及した。
対戦相手のリヴも全身真っ赤なこちらはフェミニン路線と、中東で戦う女子選手はいつもと違う個性的なコスチュームを次々と披露。前日の「SMACKDOWN」から、全身ピンクのティファニー・ストラットンや宇宙服のジェイド・カーギルなど、中東バージョンの選手たちのリングギアが話題沸騰だった。
試合はリヴのタイトル奪取を阻止したいドミニク・ミステリオの余計な試合介入で、ベッキーがパイプ椅子の餌食に。そこにリヴの追撃のフィニッシャー「オブリビオン」が決まりまさかの敗戦。執事衣装で注目を集めたベッキーだが、異国の地でまさかのタイトル陥落となってしまった。 (ABEMA/WWE『KING &QUEEN OF THE RING』)