【FAカップ】マンチェスター・シティ 1-2 マンチェスター・ユナイテッド(日本時間5月25日/ウェンブリー・スタジアム)
プレミアリーグの最強ドリブラーが、切れ味鋭いドリブルからのカットインシュートでスタジアムを沸かせた。マンチェスター・シティのFWジェレミー・ドクが挙げたゴラッソに、「これぞドク!」「1人で完結させやがった」とファンも興奮していた。
昨シーズンと同様にマンチェスター・ダービーとなった今シーズンのFAカップ決勝。リベンジを狙うユナイテッドが2点を先行する展開となったが、試合終盤の87分にシティが反撃の狼煙を上げた。
相手陣内に押し込んでパスを回すシティは、中央のMFフィル・フォーデンから左サイドに展開。このボールを受けたドクが、ユナイテッドのFWアレハンドロ・ガルナチョ、DFアーロン・ワン=ビサカに縦突破を警戒される1対2の状況を迎えた。
するとドクは右足で一度ボールを跨ぎ、対峙するガルナチョの重心をずらすと、急発進から一気にカットイン。ややマイナス気味にボールを運んでから右足を振り抜くと、ボールはゴール前の密集を抜けてニアサイドを撃ち抜いた。
まさに一瞬の出来事。警戒されていてもお構いないドリブルで、守備を崩壊させたドクはこのゴールに喜び爆発。シティ・サポーターを煽るようなセレブレーションを見せ、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。
解説の福西崇史氏は「はやっ」とドクの切れ味鋭いドリブルを称賛。さらに「ベルナルド・シウヴァが外にいたので相手が気にした一瞬の隙で打つ。(ユナイテッドGK)オナナも悔しがっていましたね」とこのゴールシーンを分析した。
ABEMAのコメント欄では、「これぞドク!」「1人で完結させやがった」「キタキタキター」「切れ味鋭すぎるって」「ジャックナイフ!」「ドクのカットインえぐいな」と、同じくドクのドリブルを称賛するコメントが多く見られた。
このゴールでさらに勢いづいたシティだったが、ユナイテッドが集中した守りを見せて1-2で惜敗。2シーズン連続のFAカップ優勝を逃した。一方で昨シーズンのリベンジを達成したユナイテッドは、8年ぶり13回目のFAカップ制覇を果たした。
(ABEMA de DAZN/FAカップ)