【WWE】RAW(5月27日・日本時間28日/サバンナ)
一度ならず二度までも…“宿敵”女子レスラーの妨害に失敗するばかりか、タイトル獲得と初防衛までをアシストしてしまった“世界一ブーイングを浴びる”男。試合後に花道で愕然とする男に、ネット民に人気と評判の“妖艶美女”レスラーが歩み寄ると、抱え込むように熱烈キス。「えー、なんで? 感謝のキスか…」と実況が驚愕すれば「なんでやねん」「ご褒美」「完全にドリフ」「新婚やぞ」「ネット民が動揺」など波紋が広がっている。
WWE女子世界王者・リヴ・モーガンと前王者のベッキー・リンチがタイトルをかけて「スティールケージ・マッチ」による完全決着方式で早くも激突。3日前にサウジアラビアで行われた「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」で争った両者が金網戦でのリマッチで死闘を演じたが、またしても“招かざる男”ドミニク・ミステリオが試合を妨害…宿敵リヴのタイトル奪取に続いて、初防衛をアシストする大失態を犯した。
自身のユニット“ジャッジメント・デイ”のリーダー格であるリア・リプリーをバックステージで襲撃して長期離脱に追い込んだリヴに対し、敵意むき出しのドミニクは「リヴだけにはタイトルを獲らせない」とサウジ大会でパイプ椅子を投入。しかしこれが、結果的にリヴのベルト奪取に貢献してしまった。
「この日こそはリヴに一泡吹かせる」と試合途中に登場したドミニク。強引にケージを開けてベッキーを手招きするが、突然乱入したブローン・ストローマンにぶっ飛ばされ金網のドアに激突。ベッキーが閉じたドアに顔面を強打しダウンするというコントのような展開に…。対戦相手がピクリとも動かない様子をみたリヴは、金網から脱出。混乱に乗じてタイトル防衛に成功した。
再びコントのような展開で勝利を引き寄せたリヴは満面の笑顔で退場。しかしこの試合の本当の見どころはエンディングだった。2戦続けて“望まぬ形”で宿敵に勝利をもたらしてしまったドミニクは落胆した様子で花道でうなだれる。そこに満面の笑みのリヴがやってきたので物凄い形相で睨みつけたが…そんなドミニクの心をもてあそぶように、リヴはドミニクをぐっと抱き寄せ激しい“ご褒美キッス”。
実況の塩野潤二アナウンサーも「えー、なんで? 感謝のキスか…」と試合以上のハイテンションで絶叫。ファンからも「えええ」「おいおいおい」「なんでやねん」などと騒然。一方では、新婚ホヤホヤのドミニクの近況を受けて「略奪だ」「浮気やん」「無抵抗ドム」「奥さん大激怒」などさまざまな声が殺到した。
なお、この事態を受けWWE公式エックスが「The KISS that shocked the world!」とのコメントとともに投稿すれば、リヴは145万のフォロワーがいる自身のエックスのヘッダー画像をその瞬間のモノに変更するなど、さらなる憶測と波紋が広がっている。(ABEMA/WWE『RAW』)