【WWE】SMACKDOWN(5月24日・日本時間25日/サウジアラビア)
カエルはカエルでも巨大ガマガエルか? 並外れたフィジカルが売りのレスラーがトップロープから放った高さ“1.5倍増し”のフロッグスプラッシュに場内は騒然。高さゆえか、相手のヒザ上に落下したインパクトと相まって注目を集めたひと幕があった。
問題のシーンは、オースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーとカーメロ・ヘイズ組が、モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンスとLAナイトと戦った6人タッグ戦で起きた。
モンテスが超高角度の「フロッグスプラッシュ」で現タッグ王者のウォーラーからフォール勝ちを収めたが、フィニッシュシーンのあり得ない高さが話題となった。
現タッグ王者"Aタウン・ダウンアンダー"を含むタッグ職人の抗争と、売出し中のヘイズ、人気者のLAナイトと複雑な対立構造が入り乱れてのタッグ戦。しかもサウジアラビアの地での大一番前夜で盛り上がるなか、LAナイトがアナウンス・テーブル越しに豪快なタックルを決め実況陣を巻き込むなどハチャメチャな展開が続くなか、そのシーンを迎えた。
リング中央に取り残されたウォーラーに、モンテスがフロッグ・スプラッシュを敢行。並外れたフィジカルが売りのモンテスにとっては予定調和のムーブだが、この日のダイブはいつも以上に高い打点から地上へ落下。
空中での姿勢、屈伸からの動きと100点満点の見事なダイブだが、落下ポイントを見誤ったかウォーラーの膝下へ。何事もなかったようにカウントスリーを奪うが、立て膝をモロに被弾したこともあり苦悶の表情を浮かべながら勝ち名乗りをあげた。
実況の清野茂樹アナウンサーは「空中姿勢から飛距離、体重の乗り方もパーフェクト」、解説の堀江ガンツ氏は「世界一の使い手」と語るなど、実況陣もモンテスとハイフライに大絶賛。
ファンからは「たっけえ」「飛距離あるな」「飛びすぎだ」と驚異的なスプラッシュに言及する反響の一方で「ヒザに落ちた」「ほぼ膝じゃねえかw」「これ自分も痛かっただろ」という指摘も聞こえるなど”あわや同士討ちで大怪我”が頭によぎるヒヤリとするシーンでもあった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)