『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』の未公開トーク動画の中で、東出昌大が日本映画界における俳優のギャラ事情についてコメント。芸能事務所からの独立が相次ぐ昨今、これまでの常識が変わる可能性も指摘した。
言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆき(西村博之)を、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
5月29日に配信された今回の動画では、エクアドル国内をバスで移動中、東出とひろゆきが交わした会話の未公開部分を収録。動画の前半では、俳優のギャラ事情が話題にあがり、ひろゆきが「映画が大成功して、(興行収入)10億円になりましたってなっても、ギャラは変わらないわけじゃないですか」と語ると、東出は「変わらないです」とうなずきつつ、「今後変わっていくかもしれない」との見解を示した。
東出は「例えば海外だと、全興行収入の重利益のうちの3%を役者が持っていくとか、パーセンテージになっていたりする」と海外での事例を出し、「今、日本の役者もタレントも独立が流行っている中で…」と芸能人の独立ラッシュに言及。「(ギャラが)決められた仕事に行くのではなく、直接のオファーでやりとりする中で『何%ってことでもいいですか?』って交渉のしがいもあると思います」と語った。
東出自身も事務所に所属せず、フリーランスの俳優として交渉から行っている1人。しかし、海外のようなギャラの支払い方式に、率先して変えていきたいわけではないという。ひろゆきが「東出さんは独立して自分でいろいろ決めて、売り上げの何%をちゃんと取るっていう方向性にいきたい?」と尋ねると、東出は「自分1人で業界に一石を投じるとは思わないです。業界全体がちょっとずつ変わっていく流れと一緒に、僕も変わっていくと思う」と慎重な姿勢を見せつつ、「今は自由なので、それはすごくやりやすいです」と話していた。