【CL】ボルシア・ドルトムント 0-2 レアル・マドリード(6月2日/ウェンブリー・スタジアム)
痺れる展開の均衡を破ったのは、"小さな巨人"のヘッダーだった。レアル・マドリードのスペイン代表DFダニ・カルバハルが叩き込んだうますぎるポジショニングからのヘディング弾が決勝点に。「カルバハル主人子じゃん」とファンも喜びを爆発させた。
2年ぶり、史上最多となる15回目のCL制覇を目指すレアル・マドリードは序盤こそドルトムントの圧力に押される展開となった。しかし後半に立て直すと74分に歓喜の瞬間を迎える。
左CKを獲得したレアル・マドリードは精密機械トニ・クロースがキッカーを務める。ボックス中央に陣取ったカルバハルは、キックの瞬間にマークを外してニアに走り込む。そこにドンピシャのボールが届けられ、最後はニクラス・フュルクルクと競り合いながら173センチのカルバハルが頭で合わせると、ボールはゴールネットを揺らした。
待ちに待った歓喜の瞬間にスタジアムは大歓声。カルバハルも"ニースラ"で喜びを表現すると、そこを中心に歓喜の輪が広がった。
このゴールについて解説の風間八宏氏は「いいボールでした。そこからカルバハルが相手を前に引き出してちょっとだけコースを変えた。相手の対応は遅れてますね」とコメント。クロースの高精度パスに合わせたカルバハルのムーブを高く評価した。
ABEMAのコメント欄ではファンもこのゴールに歓喜。「ついに動いた!!」「やっぱりマドリー!」と興奮気味にコメントするファンや「クロースのクロスえぐいって」「これぞ精密機械」「まだ引退しないでほしいわ」とクロースを称賛するコメントも。さらに「カルバハル主人公じゃん!」「カルバハルの動き出しうますぎるんだが」「カルバハルが決めることに意味がある」とゴールを挙げたカルバハルへの賛辞も多く見られた。
カルバハルはCL89試合に出場し、決勝でのプレーは6試合目。さらに8年ぶり2得点目となったこのゴールが決勝点となった。その後は83分にFWヴィニシウスもネットを揺らして、マドリーが2-0で勝利。2シーズンぶり15回目のビッグイヤー獲得となった。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)