【WWE】SMACKDOWN(5月31日・日本時間6月1日/アルバニー)
元新日本プロレス戦士が現在のWWEのエースとも言える選手に対して超危険技を敢行。あまりにも卑劣な大技を発動し、現地実況も猛批判。会場の観客も騒然となるシーンがあった。
新日本プロレスでは“バレットクラブ”のリーダーとして躍動したことでお馴染みのAJスタイルズ。この日の「SMACKDOWN」には見慣れないスーツ姿で登場し、「自身の将来について話す」と予告。選手たちからも「噂が本当ならリスペクトする」と、まさかの引退発表かと騒がれたなか、リングに登場した。
先日フランスで行われたプレミアム・ライブイベント「バックラッシュ」で現WWE統一王者コーディ・ローデスに惜敗したAJは「再び王座に挑戦したいが、順番を待つ必要があるとGMに言われた」と説明。キャリアはすでに20年超え…その状況を自身は「もう待つことができない」としつつ、コーディをリングに呼び寄せた。
コーディが登場するとAJは「バトンを渡そうと思う」と引退を匂わせて感極まると、意図を汲み取ったコーディはファンへAJの腕を上げてリスペクトを示した…その時だった。AJは突如ラリアットをかましてコーディを奇襲。横たわる選手へ何度もパンチを見舞うと、リング場外へ投げ出した。
現地実況が「誰か止めてくれ」とAJの豹変ぶりに驚愕するもなんのその。鉄階段に登ったAJは必殺技である”スタイルズクラッシュ”を鉄階段上からお見舞いした。掟破りの使い方に「AJスタイルズは最低な野郎だ」と異例の猛批判を展開した。
「引退なんかするわけねぇだろ」と言わんばかりの宣言を劣悪な暴挙で示したAJ。「順番を待て」と言われたタイトル争いだが、再び王座戦が組まれる日はそう遠くはないかもしれない。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)