【国際親善試合】ドイツ 0-0 ウクライナ(6月4日/マックス・モーロック・シュタディオン)
ドイツ代表の絶対的守護神が、2年ぶりの代表復帰戦で大チョンボをやらかしそうになった。裏へのボールをカバーしようとしたマヌエル・ノイアーのテクニカルなパスが相手選手にわたり、一転してピンチに。最終的にはオフサイドとなったが「危うく大やらかしで草」「舐めプすなノイアー」とファンも思わず苦笑いとなる一幕だった。
今月開幕を迎えるEURO2024に向けた大事な強化週間。ドイツ代表はウクライナ代表とのテストマッチを行った。
チャンピオンズリーグ決勝を終えたばかりということもあり、ドイツ代表はレアル・マドリードやドルトムントの選手らが欠場。一方で、ノイアーが2年ぶりとなる先発復帰を果たした。
問題のシーンはゴールレスで迎えた試合終盤の88分だった。相手陣内でプレーを続けるドイツだったが、マクシミリアン・ミッテルシュテットのクロスが弾き返されたところで攻守が入れ替わろうとする。最後尾のロビン・コッホは、局面をリセットするためにバックパスを選択した。
このボールを処理したのがGKのノイアー。高い位置までカバーに入っていたドイツの守護神は、猛プレスを仕掛けるアルテム・ドフビクを嘲笑うかのようにシャペウを披露。頭上を通過させて味方へ繋ごうと試みたが、ボールはアンドリー・ヤルモレンコの下へ。ヘディングで裏にパスを通されると、ドフビクが抜け出し無人のゴールを陥れるかと思われた。しかしここでオフサイドのフラッグが上がり、ドイツ代表にとっては最大のピンチをホイッスルに助けられた形となった。
このプレーについてSNS上では「舐めプすなノイアー」「ノイアー、試合を締めれなくなった。マジで」「とんでもないミスしてて草オフサイドじゃなきゃ試合壊してた」「危うく大やらかしで草」「焦るわ(笑)めちゃくちゃ出てくる」「危ねー、ノイアー飛び出しまでは良かった。飛び出しまでは」など驚きのプレーに苦笑いとなった。
なおドイツメディア『ビルト』では試合のレポートの中でノイアーについて「2022年のカタール・ワールドカップ以来となる551日ぶりに国際舞台に戻ってきた。何度もいいセーブを見せており、38分にはヤレムチュクのシュートを止めている。試合終盤には、あまりにもカジュアルなプレーで危ない場面を迎えたがオフサイドに助けられた」と報じた。
とんでもないミスから大ピンチを作り出してしまったノイアーだが、この日はビッグセーブだけでなく12本中10本のパスを通すなど攻撃面でも貢献。自国開催のEUROで、チームを優勝に導く活躍に期待がかかる。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)