【WWE】RAW(6月3日・日本時間4日/ハーシー)
アメコミヒロインさながらの“超越的存在”として注目を集めてきた筋骨隆々の女子レスラーが、ギャップ全開の”お団子ヘア“にコミカルな動きと、突然のキャラチェン。ファンからの「X-Menに出てきそう」などの声に加えて、実況陣からも「陽気になった」と戸惑いの声があがった。
WWE「RAW」に、女子タッグ王者のビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギル組が登場。「SMACKDOWN」所属のパーフェクトウーマン・コンビが「RAW」でも防衛を行うというサプライズ発表があったが、それ以上に注目を集めたのが”クール系女子”カーギルの陽気すぎる変貌ぶりだった。
いつもの物々しい嵐が吹き荒れる演出からボディービルダー顔負けのマッスルポーズで登場したカーギルに、ファンから「かっこいい」「X-Menに出てきそう」と声援が飛ぶまでは定期だったが、暗がりから姿が映し出されると、なんとお団子ヘア。
思わぬギャップにファンも「髪型可愛い」「セーラームーンかよ」「髪くるくる」「お団子かわいい」と反応。間髪入れず、ビアンカ・ベレアの入場テーマに切り替わるとコミカルなダンスとともに2人で軽快なノリで観客とハイタッチを交わしながら入場した。
清野茂樹アナウンサーが「華しかない入場ですね」と実況すると、解説の「週刊プロレス」井上光記者は「凄い主人公感がありますよね」と納得。コスチュームもビアンカと同じ蛍光イエローに合わせてノリノリの登場シーンを演出した。
リング上で笑顔も見せたカーギル。クール路線からノリの良い”陽キャラ”へのターンに、井上記者は「ジェイド・カーギルもっとツンとした感じだったんですけど…ビアンカにつられて陽気な感じになった」と指摘した。
登場時こそ「全知全能のストーム(嵐)」と完璧超人キャラで話題をかっさらったカーギルだが、最近は陽キャラのビアンカと共鳴するシーンもしばしば。先日の試合ではリングサイドで観戦中の娘を罵倒したナイア・ジャックスに怒りを爆発させる「心優しい」一面を見せるなど、これまでとは違う側面を見せている。
この日は急遽「RAW」の強豪タッグチーム、シェイナ・ベイズラー&ゾーイ・スタークと緊急防衛戦をおこなったビアンカ&ジェイド組だったが、「RAW」を主戦場にしたばかり神秘系タッグ”アンホーリーユニオン”アルバ・ファイヤ&アイラ・ドーンの横槍が入り、試合はノーコンテストに終わった。(ABEMA/WWE『RAW』)