【国際親善試合】ドイツ 2-1 ギリシャ(6月8日/シュタディオン・イム・ボルシア・パルク)
代表復帰を果たしたベテランGKがまたしてもミスを犯してしまった。バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーがシュートをセービングするも、相手の目の前に弾いてしまい、押し込まれて失点。これにはファンからも「衰えを感じざるを得ない」「ちょっと不安かも」とパフォーマンスを疑問視する声が挙がっている。
問題のシーンはゴールレスで迎えた32分だった。ビルドアップを試みたドイツだったが、DFヨナタン・ターの縦パスを受けたMFジャマル・ムシアラが、ボックス左角付近で激しいプレスにあいボールを奪われてしまう。ドイツはボックス手前ゴール正面のMFクリストス・ツォリスにパスを繋がれると、強烈なシュートを許してしまう。このシュートにノイアーが素晴らしい反応をみせキャッチしたかに思われたが、これをファンブル。相手に絶好のボールをプレゼントする格好になってしまい、こぼれ球を押し込まれ先制ゴールを献上してしまった。
これにはファンも「その弾き方やばい」「衰えを感じざるを得ない」「酷すぎる」「ちょっと不安かも」「ノイアーってこんなにファンブルしてたっけ」と度重なる不安定なパフォーマンスに疑問の声が散見された。
しかし、一方で「ノイアーへの信頼は揺らがないんだね。これまでの実績と練習中のパフォーマンスが高いんだろうね」「ノイアーだから止まったシュートもあったしな」「現状のセンスだとノイアー一択かと!」「38歳で正GK候補、正真正銘のバケモンやろ」とSNSではその実力に信頼をおく声も見られた。
試合後、ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマンは「GKの役割についての議論は受け付けない。マヌエル・ノイアーが我々の先発GKであり、これからもそうなるだろう」「たとえ誰もが議論を始めようとしたとしても、私はどんな議論もさせない」とコメント。ノイアーに対して全幅の信頼を寄せる力強い発言でミスした正GKを擁護した。
試合はドイツ代表がカイ・ハヴァーツとパスカル・グロスのゴールで逆転に成功し、2-1で逆転勝利。自身のキャリアで幾多のタイトルを獲得し、監督からの絶大な信頼のもと、このミスを糧に自国開催のEURO2024で復調できるか。GK大国ドイツの守護神、マヌエル・ノイアーの本大会でのパフォーマンスに注目だ。
(ABEMA de DAZN/国際親善試合)