【北中米ワールドカップ・アジア2次予選】日本代表 5-0 シリア代表(6月11日/エディオンピースウイング広島)
まさかのシチュエーションに本人もファンも驚愕した。日本代表のDF板倉滉が、シリア代表戦で相手と競り合った際に“逆立ち”の状態に。サッカーの試合中ではかなり珍しいシーンだけに大きな話題となった。
日本代表が3点リードで迎えた69分だった。ロングフィードに対して板倉は、シリア代表のFWオマル・アルソマと競り合う。後方から覆い被さるような状態でヘディングすると、そのまま前方に転倒しかける。板倉が咄嗟に両手を出すと、アルソマに身体を抱えられ、そのままなんと逆立ちするような状態に。板倉とアルソマは笑顔でハグをした。
この珍しいシーンにはファンも注目。日本のSNSは「板倉君が沸かせてくれた」「ガチオモロいww」「ついつい倒立してしまった板倉選手を相手の選手が笑顔で補助してくれててナイス〜」「両選手笑顔だったのほっこりした」「今日のハイライト笑」「サッカーで逆立ちは初めて見ました」「板倉滉の逆立ち、言葉で説明するより見てもらった方が早い笑」「体育の授業か」など大盛り上がりとなった。
また、このシーンの写真や動画はSNSを通じて海外にも拡散され、「何が起こった?」「どういう状況?」「このセレブレーションは面白いね」「何これw」「スポーツマンシップだね」「忍者か」「なんてこった」「なんで逆さまなの?」など外国人サッカーファンからも反響が起こっている。
試合後、板倉はABEMAの独占インタビューで、このシーンについて次のように振り返っている。
「逆立ちは、そのままクルッと前に回りたかったけど、相手(アルソマ)が気を遣って危ないから身体を抑えてくれて。ありがとうって言いました。相手は笑ってましたね(笑)」
なお、試合は日本代表が5-0でシリア代表を一蹴。ワールドカップ・アジア2次予選を無失点の6戦全勝で終えた。9月からスタートするアジア最終予選に向けて板倉は、「最終予選は相手のレベルも上がってくるし、違った雰囲気になってくる」と気を引き締めた。
(ABEMA/サッカー日本代表)