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【映像】「これぞ極真」衝撃の逆転KO

 オーストラリアからの刺客に1ラウンドからダウンを奪われる苦しい展開も、極真仕込みの“三日月蹴り”などで衝撃の逆転KO。もはやお約束となりつつある序盤のダウンからの逆転KO劇を受け、放送席からは「わざと倒れてるのでは?」など冗談が。ファンからは「相手が泣きそう」など、衝撃の逆転KOに驚きの声が上がった。

【映像】「これぞ極真」衝撃の逆転KO

 6月15日に大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場で開催された「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」で南原健太(極真会館)とジェシー・アスティル(オーストラリア)が対戦。1ラウンド開始直後にワンダウンを奪われた南原が3ラウンド、三日月蹴りからの連打で大逆転勝利を収めた。

 「倒れてからが南原」と逆転の激闘派のイメージが定着している日本重量級の雄・南原と、オーストラリア発クルーザー級の刺客ジェシーとの対決は、1ラウンドの”お約束のシーン”から始まった。

 開始とともに強いプレッシャーをかけるジェシー、鋭いミドルなど積極的な序盤。南原も慎重にガードを固めるが、連打から右アッパーを被弾していきなりダウンを奪われる。
 
 「もうだめだー」「相手が強い」とファンからも諦めの声も聞こえるが、一方では「ここからが南原」「毎回これだ」「お約束の」と期待の声も多く聞かれる。残り1分、南原はフック連打でこのラウンドをやり過ごすと実況からは「わざとダウンしたんじゃないですか?(笑)」と冗談が聞こえるほど“逆転の南原”への信頼感と期待感は高い。

 2ラウンド、ジェシーの圧の強さと手数の多さは変わらずだが、南原は左右のミドルを軸に徐々に距離を縮める。ジェシーも連打で対抗するが、南原はスピンキック、ハイ、三日月と蹴りのバリエーションも冴え、このラウンドを終える。

 3ラウンド、互いに譲らない打撃戦のなかで開始30秒、南原が三日月蹴りを放つとジェシーが腰を落として最初のダウン。クリティカルな一撃にファンも「これは効いた」「見た目以上に痛い」「相手泣きそうじゃん」と反応。ジェシーは気持ちを奮い立たせ立ち上がるが、勢いに乗った南原がスピンキック、膝、ボディショット、さらに顔面への膝を容赦なく叩き込んだところでレフェリーが試合を止めた。

 一度倒れてからの逆転劇である「南原劇場」はこの日も健在。ABEMAの解説・一馬は「観ているほうがヒヤヒヤですよ」とコメントするも、これで南原は7連勝。しかも勝った10試合がすべてKOという驚異のレコード。実況の清野茂樹アナが「KOのKは健太のK」と唸ったように、“世界と戦える日本の重量級”にまた一歩近づいた圧巻の逆転KO劇だった。

【映像】「これぞ極真」衝撃の逆転KO
【映像】「これぞ極真」衝撃の逆転KO
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