今年4月に「週刊文春」でパパ活不倫とデリヘル常習が報じられ議員辞職した宮沢博行元衆院議員がABEMA的ニュースショーに生出演。騒動の舞台裏を語った。
「はっきり申し上げます。3年間で140万円です」「『しゃべるな! しゃべるな!』派閥から追い出されるかもしれませんけれども、指示はございました」と、裏金事件をめぐって派閥のかん口令があったことを暴露した宮沢氏。
そんな裏金をめぐる暴露解禁からおよそ5ヶ月、週刊文春から暴露されたのは、妻子がいながらのパパ活不倫・常習的な風俗通いだ。出会い系サイトには「(処女)卒業のお手伝いします」との記載もあったという。これまで多くの政治家たちが言い訳にした「記憶にない」で逃げるのかと思った矢先、「記憶にございます。欲が抑えられなかったもので」とまさかのきっぱり全部認めて議員辞職した。
生出演した宮沢氏は冒頭「まずスキャンダルを引き起こしてしまったこと、そして辞職という結果になったことについて、地元の皆さん、支援者の皆さん、全国の有権者の皆さんに改めてお詫びを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。
当選同期の元衆議院議員・宮崎謙介氏は宮沢氏について「この通りの感じで、実直、真っ直ぐ、一本気。だから、エネルギーが強すぎるんですよね。誰よりも挨拶の声も大きい。誰よりもパワーが大きいんです」と語る。以前、宮崎氏は「(宮沢氏の)性欲がすごい」と話していたが、改めてそのことについて問われると宮沢氏は「強いです」と断言した。
議員を辞職した理由については「スキャンダルは大きく2つある」とした上で「1つはコロナの緊急事態宣言中の同棲。これは言ってみれば銀座三兄弟とほぼ同じ。ですから離党相当だなと。私自身が比例代表の出身ですから、離党したら議席をお返しするのが筋だと思いました」と、緊急事態宣言発令中に銀座のクラブを訪れた松本純元国対委員長代理らが離党勧告を受けたことを引き合いに出して語った。「もう1つは、裏金でパパ活をしたと言われることは、他の議員にも政治全体にも大きく迷惑かけてしまう、政治が止まってしまうと思ったから、辞めるという決断をもって『絶対違うんだ』ということを主張したかった」と明かした。
「実は“辞める”“辞めない”の基準として、当選した直後にレクチャーがありまして、ただのスキャンダルだったらプライベート。しかし政策政局、法律に絡んでくると職が危うくなるという指導はいただきました。ですから、宮崎氏のことを仮に言うと、“子育て支援”を一生懸命やっていた人がああいうことになったので、追い詰められた。単なるスキャンダルだったら、しれっと来ている人がいる。そこに大きな違いがある」(宮沢博行元衆院議員)
「週刊文春」からは「発売前の週の金曜日」に連絡があったと言い、騒動に対する妻の反応として「発売した後に自宅に帰って謝ったんですけれども、『今回のことは申し訳なかった』と言ったら、『はい』と一言でしたね。 二言目が『これからご飯作るのはあんただからね』という風に言われて、私が『はい』と答えました」と振り返った。
「記憶にございます」との政治史に残る発言をしたことには「前日にこれを言おうとしていたとかじゃないんです。この場で、辞職願を提出する前のインタビューだったんですけれども、記者から『記憶には?』と言われたので、『記憶にございます』と素直に言っただけです」とした。
「(騒動を受けて)辞職ということでバッチは当然失いましたけれども、やっぱり地元の皆さんからの信頼・信用、国民の皆さんからの信用を失いましたし、政治全体にも迷惑をかけたことは間違いないと思っておりますので、本当にこれは私だけでなく、多くの社会的な損失の原因になってしまったと思っているところです。本当に反省しています」
同期の宮崎氏が女性問題で議員辞職した際には「いずれ自分もかもなって。性欲が強いのを自覚しているから…いずれ来るだろう」と思っていたという。今回の出演をきっかけに「これからいじられるのでは?」と問われると、「覚悟している。どんどんいじってください」と答える宮沢氏。公開収録を行なっているスタジオの外の女性観客に気づいて手を振る姿が見受けられた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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