日本人無敗を誇る韓国の“倒し屋”をたった3発で衝撃の35秒KO。圧巻の省エネ&秒殺劇に解説陣も驚きを通り越して苦笑い。自ら「見た目が弱そう」と自虐的に語る男の説得力しかない瞬殺劇に「3発やばw」「瞬殺すぎる」などファンも騒然となった。
6月15日に大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場で開催された「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」で田丸辰(TRY HARD GYM)がジョン・ヒョヌ(韓国)と対戦。試合は1ラウンド開始直後に田丸が左の三日月蹴りを含む3連打で鮮やかなKO勝利を収めた。
RISEフライ級&スーパーフライ級の2度の初代王者で昨年の−54キロワールドシリーズ覇者の田丸と対戦するジョンは韓国KTKの元王者。これまでに日本人選手を次々に倒してきた実績から“日本人キラー”との異名も。田丸にとってはRISE軽量級の威信にかけても負けられない試合だ。筋肉ムキムキの身体が特徴的なジョンに対して「自分は見た目が大学生のようだし弱そうだ」と自虐コメントの田丸だったが、ふたを開けてみれば圧巻の秒殺劇となった。
ゴングとともに、ロー、伸びのある左ストレート、ミドルとテンポ良く押し込むジョンだが、受ける田丸はガッチリとガードしてこれらをディフェンス。すると、劇的な幕切れは突然訪れた。
田丸が左の三日月蹴りを放つと、ジョンの上体が“くの字”に歪む。前屈みで効いた素振りを見せフリーズしたジョンに対して、田丸は一気呵成に左ストレート、左ヒザを叩き込むと土下座ポーズのまま動けずここで試合終了。開始から35秒、わずか3発の超スピード決着となった。
試合を決めた衝撃の3連打の直前、ABEMAのゲスト解説を務めた一馬が「今日の辰くん覇気がないな…」と発した直後に訪れたKOシーン。まさかの展開を受け、もう一人の解説・裕樹が「言った瞬間、終わったやん。覇気あったがな(笑)」と即ツッコミ。いつもは予想的中の解説に定評のある一馬も「辰くんゴメン」と平謝りだった。ほぼ蹴り一発で試合を決めた圧倒的な内容に実況席からは驚きを通り越して失笑が。
一方、日本人無敗の倒し屋を3発で沈める衝撃の秒殺KOに対してファンからは「3発やばw」「瞬殺すぎる」など驚きの声が相次いだ。