【WWE】RAW(6月17日・日本時間18日/コーパスクリスティ)
元王者の日本人女子レスラーが復活の狼煙のムーンサルト炸裂。パーフェクトな戦いぶりで勝利を確信した次の瞬間、フォールシーンで見せた“ガン決まり”の変顔に笑撃が走った。
ゼリーナ・ベガ、イヨ・スカイ、キアナ・ジェームズによるトリプルスレット戦が行われた。7月初旬に行われる「マネー・イン・ザ・バンク」への出場権をかけた予選で、昨年の覇者であるイヨが久々にフィニッシャー「ムーンサルト・プレス」を決めて完勝。大一番に向け盤石の勝利を収めた。
先日ハンドバッグ片手に登場する「戦うビジネス・ウーマン」という異色キャラで昇格デビューを果たしたばかりのキアナと、イヨ&ゼリーナの実績ある2人のフレッシュな顔合わせ。スピーディーな展開に会場から「ヤバすぎる!」コールが飛び出すなど盛り上がりを見せる。
ゼリーナが2人にまとめて師匠のレイ・ミステリオ直伝「619」を炸裂させるが、最近ギスギスした関係にある女子世界王者リヴ・モーガンがリング下で“観るだけ”と称した嫌がらせで気を散らせ、ゼリーナは場外へ。この混乱に乗じたイヨが、キアナにフィニッシャー「ムーサルト・プレス」を決めて勝利を収めた。
このところ所属ユニット”ダメージCTRL”が不調続きでバックステージでイライラを爆発させ発狂する場面が増えたイヨだが、個人での戦いとなると元女子王者らしい貫禄の勝利。ガン決まりの“変顔”スマイルできっちりフォールするシーンに「美しいムーンサルトだ」と納得の声。一方では「カメラ目線」「顔芸」「顔危なかったな」とまさかの変顔に騒然となった。
久々のスカ勝ちにイヨも久々にご機嫌の様子。自らに酔いしれるような余裕のポーズも久々だ。一方”ダメージCTRL”メンバーのカイリ・セイン&ダコタ・カイがこの日もタッグ戦に敗戦するとバックステージでイヨは渋い表情。
英語で投げやりに「もう自分だけでなんとかするわ」とメンバーを見捨てるような発言まで飛び出した。ユニットの再建を諦めたような態度が続くイヨの今後の動向が気になるところだ。(ABEMA/WWE『RAW』)