【WWE】RAW(6月17日・日本時間18日/コーパスクリスティ)
美人メンバーの松葉杖をぶん投げるゲスっぷりに、仲間思いの心優しき巨漢レスラーがブチギレ。卑劣な行いに大ブーイングが響くも、一転して大歓声に包まれた。
ここ数カ月、リーダーのチャド・ゲイブルのモラハラが常態化していたユニット”アルファ・アカデミー”がついに分裂だ。オーティス、戸澤陽、マキシン・デュプリーがチャドの元を去るひと幕があった。一時期は“明るく楽しい”がモットーだった名物ユニットの崩壊、そのきっかけは足を引きずり松葉杖が痛々しい美人メンバーへの信じられない侮辱行為だった。
この日チャドは2メートルを超える巨漢のブラウン・ストローマンと対戦。劣勢になると場外で”戸澤の盾”を使うなど卑劣な戦いを繰り広げたが、結局ストローマンに敗北。「お前たちが不甲斐ないから俺は負けた」とばかりにしみったれた顔でユニットメンバーを睨みつけると、メンバーをリングに上げて恒例となったメンバーへのダメ出しを開始。チャドに対して「お前はクソだ」の大ブーイングが巻き起こった。
手始めにチャドは戸澤をどつき、耳を引っ張って恫喝。これを見かねたマキシンが松葉杖の痛々しい姿ながら割って入って制止。しかし、この行動にチャドが激昂。松葉杖を奪うとリング下に放り投げ「お前は出ていけ!」と怒りをぶつけた。「これはひどいな」「マキシンかわいそう」「悪いやつだなあ」とファンは騒然。会場はブーイングに包まれた。
これまでも最低な行動を連発してきたチャドだが、この日のリミッターを振り切ったクズっぷりに、解説の堀江ガンツも「男としてここまで落ちましたか」と呆れを通り越して軽蔑のコメント。この行動に戸澤もついに怒りを隠せずチャドに物申すと、今度は張り手で鉄拳制裁とやりたい放題だ。
マキシンへの侮辱、戸澤への暴力。度重なる理不尽行為に、ここまでぐっとこらえてきたチャドの一番弟子オーティスが動く。ついに堪忍袋の緒が切れたか、チャドを突き飛ばして反抗。Tシャツを破り捨てて怒り爆発させると、「ついに別れるか」「やっとストーリーが動いた」「仲間思いだ」「悲しそうな顔」と様々な反応が寄せられた。