グローバルボーイズグループデビュープロジェクト『MAKEMATE1』の第6話にて、練習生のジアハオが“楽曲に入り込むこと”の大切さを体現し、絶賛を受けた。
『MAKEMATE1』は、「PRODUCE101」「&AUDITION-The Howling」などの制作陣が手がけるプロジェクト。各国から参加した35名の少年たちがアイドルの夢を目指して成長していく。参加者が事務所に所属していない点が特徴だ。MCはEXOのXIUMINが務め、C-MATE(トレーナー兼評価団)として、歌手のLIM HAN BYUL、ソラ(MAMAMOO)、ラッパー兼マルチタレントのHANHAE、振付師VATAらが名を連ねている。
「自分はヴィランだと思って…」
舞台は2ラウンドの「Change ミッション」へ突入。メイトAグループはLE SSERAFIMの「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」を披露する。表現力テストで1位になったチョン・ヒョンジュンが、リーダーを務めることに決まった。しかしヒョンジュンは振付のディテールを確認しながら、こまめにダンスを止めてメンバーに指摘を繰り返す。あまりに指摘が多く練習がなかなか進まないため、メンバーはもどかしい思いを抱えていた。
これまでリーダーを数回務めてきたジアハオは「ディテールより振付を覚えるほうが大事だ」と、まずは全体を流して進めようと意見を出すが、構わずディテールを気にするヒョンジュン。そのままに中間チェックの日を迎えてしまう。
中間チェックでは、Aグループは迫力ある群舞を見せるも、どこか不安定な仕上がりに。VATAは「ダンスを練習する時間があまりなかったのか? フワフワしていて重心が取れていない感じ。正直に言うと今はダンスがひどい状態だ。もっと練習して」と指摘し、ヒョンジュンに対しても「今回初めて微妙だと思った。やりすぎな感じ。二流に見えたからもっと研究してみて」と冷静に評価した。そしてINGYOOは「この曲のキーとなるのは年長メンバー。ジアハオさんだけ、動きを作ってた。入り込みすぎて間違えそうになっていたよね?そのレベルでやらないと。みんなはヴィランのコンセプトがわかっていない。入り込めるのはジアハオの才能だから、それをみんなに話してみて」とアドバイスした。
その後のチームの会議で、ジアハオは「一番重要なのは入り込むこと」と説明しつつ、「この曲は不公平を歌っていて、重くて悲しいです。僕は自分の人生について考えていました。僕はもう23歳、今回が最後のチャンスです。でも順位がどんどん下がっています。自分はヴィランだと思ってやっている。ヒーローは不公平。頑張っている人でも勝てないことがある。その気持ちをこの曲で表現してます。自分の実力を見せて世界に復讐する感じ」と、表現の作り方について説明した。メンバーは「本心から出る表情だけが伝わると言うことか…」と、心から納得した様子だ。
本番のステージでジアハオは冒頭からセンターを務め、鋭い眼差しを見せる。そして中盤の、ジアハオの腕をメンバーが捕らえるように囲むパートでは、まさに楽曲の世界観に入り込み、表情豊かな表現で見る者を唸らせた。
ゲストのシウン(STAYC)は、「ジアハオさんが目に入ってきました。全般的にステージを上手に引っ張っていたと思います」と称えていた。
(『MAKEMATE1』/ABEMA KPOPチャンネルより)