アニメ「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」より、1話最速上映イベントのオフィシャルレポートが公開された。
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「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」（略称：ロシデレ）はKADOKAWAスニーカー文庫から刊行されている同名ライトノベルで、2021年2月に第1巻が発売。同年にはKADOKAWAから発売されたライトノベルの中でもっとも売れた作品となるなど、アニメ化前から大ヒットを記録している作品。
6月16日、東京・竹芝にあるニューピアホールにて、アニメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』（通称、『ロシデレ』）の放送直前スペシャルイベントが開催。天崎滉平(久世政近 役)、上坂すみれ(アリサ・ミハイロヴナ・九条 役)、丸岡和佳奈(周防有希 役) 、藤井ゆきよ(マリヤ・ミハイロヴナ・九条 役)、会沢紗弥(君嶋綾乃役)、MC：青木佑磨が出演した。
イベントオフィシャルレポート
6月16日、東京・竹芝にあるニューピアホールにて、テレビアニメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』（通称、『ロシデレ』）の放送直前スペシャルイベントが開催。本稿では、開場前からファンが長い列を成し、アニメ化に対する期待の熱を強く感じたイベントから昼の部の模様をお届けする。
定刻と同時に、第1話の上映がスタート。ファンは固唾を呑みながら、可憐なアーリャと自堕落な政近の掛け合いを見守った。
そして上映が終わると、自然と観客から拍手が。MCの青木佑磨がステージに登壇し、キャストの天崎滉平（久世政近役）、上坂すみれ（アリサ・ミハイロヴナ・九条役）、丸岡和佳奈（周防有希役）、藤井ゆきよ（マリヤ・ミハイロヴナ・九条役）、会沢紗弥（君嶋綾乃役）を呼び込む。
上映を終えたばかりの第1話の感想を尋ねられたキャスト陣は、すぐさま観客に「面白かったですか？」と質問。観客からは大きな拍手で返され、キャスト一同は胸を撫で下ろした。
また、天崎と上坂がパーソナリティを務めているラジオ『時々ボソッとロシア語でラジる隣のアーリャさん』について訊かれると、上坂は「桃井はるこさんの素晴らしさについて語っています！」と内容を熱弁。天崎も「楽屋からウォークマンを持ってきて、一緒に桃井はるこさんのラジオを聴こう！」と乗っかると、藤井からすかさず「本当に『ロシデレ』のラジオ？」と問われる一幕も。
第1話の余韻冷めやらぬ中スタートしたのは、ミニコーナー「キャストが教える第1話推しシーン」。キャストに行った事前アンケートをもとに推しシーンを取り上げていくコーナー。
まず挙げられたのは、アーリャが初めてロシア語を呟くシーン。「милашка（ミラーシュカ／可愛い）」と呟くこのシーンに対し、天崎さんは熱烈プレゼン！どうしたら原作小説の雰囲気をそのままアニメにできるのかと考えたとき、一回目のセリフはスルー。でも、二回目は字幕で「可愛い」と書きつつ、政近がロシア語を理解していることを伝えるという、『ロシデレ』アニメの方向性を掲示したシーンなのだと熱弁。会沢は収録現場でロシア語のセリフに挑む上坂が大量のメモを書いていたことを目撃したそう。
アーリャを演じた上坂は「ロシア語の発音は厳ついものが多いので、ロシア語のセリフは普段のシーンよりもキーを高くして演じています」と役作りの秘話を明かした。
次に挙げられた政近がアーリャに靴下を履かせるシーンでは、思わず壇上からも溜め息が。上坂が「アーリャの美しいおみ足からのキック、そして“良いもの”……。これぞラブコメの黄金コンボ！」と熱く語ると、自称・ソックス有識者の丸岡さんが「靴下になりたいと思ったことがありますよね!?」と会場に訴えを開始。藤井さんも「ソックスもいいんですけど、アーリャちゃんの「早く」がいい！素足で指図されるのがいい！」とフェチを叫んだ。
その後始まったのは、キャストの『ロシデレ』愛を確かめる「ロシデレ期末試験」。点数の一番高い人にはロシア名物のボルシチが贈られるとあって、キャストは真剣な眼差しに。「ロシデレクイズ」では、キャラクターの設定から質問が。アーリャの髪のリボンはどっち側に付いているのか問われると、すかさず丸岡がアーリャグッズを持つ観客をチェック。ライトの反射で詳しく見られなかったようですが、客席とのコミュニケーションを楽しんだ。
アーリャが呼ばれている異名についての問題は、「孤高のお姫様」が正解。しかし、丸岡は「オレの嫁」、会沢は「リボン右お姉さん」と解答。さらには天崎が漢字に迷った挙句、「深窓の令嬢」と誤答してしまい赤面を浮かべてしまった。
続いてマーシャの異名について質問。一同悩みつつ、上坂は「聖母」、丸岡は「ママ」、会沢は「リボン右お姉さんのお姉さん」と解答。マーシャを演じる藤井は「学園の聖女」と解答し、天崎も同意したところ……正解が「学園の聖母」と発表。これでは全員誤答かとなったところで、藤井が「学園の聖女」から「女」の文学を消し。果たしてこれで正解となるのか。
続く「ロシラジ」の名物コーナー「こんなデレ判定出張版」では、日曜の昼間に思いを寄せる先輩と偶然出会ったとき、ボソッと言われたいセリフをキャストそれぞれが考案。すぐに書けた上坂は「うん、偶然だね？ホントに」と可愛らしく演技。
会沢は「GPS付けてて良かった」とヤンデレ風味に解答する。丸岡がイケメンセリフを考案し、天崎に演じさせると会場からは拍手が。藤井は上坂の回答を真似つつ、会沢のキャラ性もミックスさせてトライ。その結果、上坂の勝利となった。
結果として、「ロシデレ期末試験」は上坂が勝利。上坂にボルシチが贈られた。
朗読劇では、Blu-ray第1巻に付属する燦々SUN先生書き下ろし小説が初公開。スタートしたのは、まさかの異世界召喚から始まるストーリー。
天崎が「露出が少ない」という地の文を「露出が多い」と読み間違う一幕もありつつ、ストーリーが気になるところで朗読劇は終了。続きはBlu-rayを購入して読むしかないのかと観客をやきもきさせた。
イベントも終わり際となり、改めてアニメ『ロシデレ』の情報を振り返るコーナーでは、ソーシャルゲーム『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん パズルパーティー！』の情報が解禁。興奮冷めやらぬままエンディングに突入した。
未だに朗読劇での天崎の読み間違えがツボに入っていた会沢は、吹き出しつつ「天崎さんは収録時もカッコいいセリフを噛んでいたんですよ！他にも毅のことをたかしと呼んでいて」と秘話を暴露。「まだ第1話では観られなかった綾乃を楽しみにしてください！」と応援を呼びかけた。
藤井は「観ていただくことで作品は完成するので、とても嬉しかったです。収録が終わってしまうことがとても悲しいアットホームな現場でした。皆様の感想をエゴサしまくるので、皆さんXでポストしてください！」と宣言。丸岡は「私はボケとかできないんですけど」と清楚たっぷりキャラを演じつつ、「『ロシデレ』をよろしくお願いいたします！」と紹介。その声色にはすぐ天崎からツッコミが起こるほど。
上坂は今日のイベントの雰囲気を振り返りつつ、「こんなに楽しい職場はないでしょう？」と仲の良さをアピール。「収録やオープニング・エンディングのレコーディングを通して、本当にいろんな方々が『ロシデレ』を愛してくださっていることを実感しました。夏を本当に楽しませてくれる作品なので、ぜひお楽しみに！」とスピーチした。
そして座長を務める天崎は、「上坂さんがアーリャを演じるにあたって、監督・演出だけじゃなく、ロシア語の監修の方も付いて、毎話労力をかけて収録に臨まれていました。その姿を見ていたからこそ、素晴らしい作品になると確信しています」とメッセージを送った。
イベントは「увидимся！（ウヴィージムシャ／またね）」の掛け声とともに幕を閉じた。
※天崎の「崎」は正式にはたつさきの字
(C)Sunsunsun,Momoco/KADOKAWA/Alya-san Partners
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