男性から性別変更した女性が、自分の凍結精子で女性パートナーとの間にもうけた次女を認知できるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁は21日、「認知できる」とし、親子関係を認める判断を示しました。
今回の裁判について、当事者の関係性について、確認します。
 Aさん(40代)とBさん(30代)は女性同士のカップルで、2人には5歳の長女と、3歳の次女がいます。
 Aさんは、性同一性障害により、男性から女性に性別変更をしました。2人の娘は、Aさんが男性だったころに凍結した精子から生まれました。生物学上、2人の子は、AさんとBさんの間に生まれた血縁上の親子です。