【WWE】SMACKDOWN(6月21日・日本時間22日/シカゴ)
女子レスラーが三つ巴で対戦した試合で、女子戦線では滅多に見られない大技が飛び出した。ほとんど受け身を取れない体勢でホールドされた選手は顔面をマットに強打。ノックアウト状態となり、場内がどよめくひと幕があった。
大技が飛び出したのは、ミチン vs ビアンカ・ベレア vs チェルシー・グリーンの三つ巴戦。この試合は日本時間7月6日に開催される「マネー・イン・ザ・バンク」女子ラダー戦の予選として行われ、本戦出場を競って3人が激しい火花を散らせた。
試合中盤、ミチンがビアンカをリング外に脱落させると、背後からチェルシーが狡猾な動きで丸め込み。惜しくもカウント2に終わったが、直後ミチンの背後を取りアンプリティアーを狙いにいく。ここは上手くホールドから逃れたミチンに対して、チェルシーは強烈な張り手を一閃。
しかし、カウンターでヘッドバットを喰らい、よろめくチェルシーをミチンが抱え上げる体勢に。ファンから「パイルドライバーかと思ったよ」とのコメントがあがるなか、なんとチェルシーの両肩を脚でロックし、顔面からマットに叩きつける大技を敢行。
インパクトの大きさに場内がどよめくなか、「スタイルズクラッシュ!?」「熱い!!!!」「受けるのこわいだろあれ」などファンからも驚愕する声が多数寄せられた。
解説者でWWE通のTikToker、もりお氏が「直々に伝授されましたからね」と言及したとおり、自身も所属するユニット、The O.Cを束ねる AJスタイルズの得意技で勝利目前となったが、ここはビアンカが寸前でカット。チェルシーは完全にKOされた様子でリング外へ落ちていった。
試合はビアンカがミチンに必殺技「KOD」を決め、フォールを横取りしたチェルシーが予想外の金星を収める形で決着したが、その後、会場内でナイア・ジャックスに襲われるなど新たな抗争の気配を見せる“実力派”ミチンの動向が注目される。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)