【明治安田J1リーグ】ガンバ大阪 2-1 ヴィッセル神戸( 6月22日/パナソニック スタジアム 吹田 )
元日本代表ストライカーのワールドクラスの一発が決まったかと思われたが──。プレー外での接触シーンにVARが介入。まさかの取り消しに「これでファウルとるんか?」「完全にファウルだろ」とファンの意見が真っ二つとなった。
注目のシーンはゴールレスで迎えた22分だった。ヴィッセル神戸が、相手陣内左サイドからのスローインを獲得。ロングスローでボックス内に放り込むと、ヘディングで2回繋いでボールは大迫勇也の下へ。ニアサイドに入り込んだ元日本代表ストライカーは、ゴールに背を向けた状態で胸トラップしてボールをコントロール。体を回転させながら左足でボレーシュートを放つと、これがゴールネットを揺らした。
解説を務めた橋本英郎は「うまいっすよね。しっかりと体を反転させて、ゴール方向に向いてGKが出てきたところをバウンドさせて決め切りましたね」と大絶賛。神戸サポーターたちもワールドクラスの一撃に沸いた。
しかし直後、オフェンス側にファウルがあったとしてVARが介入。さらに主審はOFRで確認することに。争点となったのは、井出遥也のブロックだった。
ボックス内で鈴木徳真が大迫のマークについている状況だったが、大迫が振り切ってニアサイドにポジションを移そうとした瞬間、井出が鈴木をブロックするような格好となり、鈴木が転倒する。その結果、大迫はフリーになっていた。
立っていた井出に鈴木がぶつかっただけにも見えるが、井出が進路を妨害しようとぶつかっているようにも見える。かなり微妙なシーンだったが、主審は井出のファウルをとり、ノーゴールとなった。
このシーンについてファンも意見が割れた。コメント欄では「ファウルじゃねーかw」「やってんなw」「あーこれはあかんやつ」「完全ファールやんw」と主審の判定通りに井出のファウルを主張するファンや「ファウルじゃねーだろ」「これでファウルとるんか?」「振り返ってぶつかっただけだろ」「は?こんなんで取り消しなん?」「厳しすぎる」と、ファウルの判定を厳しいと感じる声も多く見られた。
先制点を取り消される形となった神戸は、そこから2連続失点。後半アディショナルタイムに武藤嘉紀がPKを決めるも反撃はここまで。3試合ぶりの黒星を喫した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)