【WWE】SMACKDOWN(6月21日・日本時間22日/シカゴ)
突如登場しWWEの主力スーパースター3人を次々とKO。新日本プロレスにも参戦経験のある凶器の男が“悪の血族”に電撃加入。バリケードやテーブルを次々とめちゃくちゃに破壊する凶暴ぶりに実況陣も「スイッチが入ったら誰もとめられない」とドン引きぎみだった。
不穏な状況が続く悪の軍団“ブラッドライン”に新展開。リーダー、ローマン・レインズ不在中に強引な暫定政権を立ち上げ掌握したソロ・シコアが、新たにかつて新日本プロレスにも参戦したジェイコブ・ファトゥを投入。規格外の大暴走で現WWE統一王者コーディ・ローデスを襲撃、失神KOに追い込んだ。
次から次へと強烈なキャラクターが登場する悪のファミリーが新たな手足を手に入れた。ローマン・レインズの代理として君臨しながら、自らの野望を果たすべく招集したのは、さらなる”制御不能男”だった。
この日行われたコーディとシコアのシングル戦は、”ブラッドライン”のタマ・トンガ&タンガ・ロアの介入であっけなく反則裁定。1対3でコーディが数的不利になると、ケビン・オーエンズ&ランディ・オートンが救出に駆けつけタマ&タンガの排除に成功。逆に3人でシコアへ制裁を加えようとしたその時に事件は起こる。
大物スーパースター3人の包囲網で危機一髪のシコアは、冷や汗をかきながら命乞いのポーズを見せるが、次の瞬間に人が変わったように「ニヤリ」と不敵な笑み。すると背後から謎のレスラーが登場し、オートンとコーディーをスーパーキックで駆逐し、オーエンズをクローズラインで吹っ飛ばす。
実況も「ジェイコブ・ファトゥだ!」と絶叫。ファトゥは、新日本プロレスのアメリカ大会に参戦経験もある日本のファンにも縁のある選手。シコアのいとこにあたり”ブラッドライン”のアノアイ・ファミリーの一員である。
シコアの手引によりタマ&タンガに続き、新たに投入されたファトゥに「誰だ!?」と当初はざわめいたファンたちも、その存在を確認すると「サモアが増えた」「無限サモア編が終わらない」「アノアイ増えすぎ」と驚きを隠せない様子。
場外乱闘でファトゥは完全に目が逝っちゃった様子で全力ダッシュすると、オートンに目掛けて暴走スピアーを敢行しバリケードを破壊。その突進力を目の当たりにした解説でWWE通のTikTokerもりお氏は「強いし速いんですよ…」「スイッチが入ったら誰もとめられない」とその凶暴ぶりを力説した。
暴走が止まらないファトゥは、王者コーディを執拗に攻撃。アナウンステーブルに寝かせると、「え?どうするんですか…」と実況席に緊張した空気が流れるなかトップロープからコーディを目掛けて、信じられない遠距離からダイブをかましてテーブルを完全に破壊した。
王者を失神KOに追い込むとんでもない「SMACKDOWN」初登場にファンは「もう手がつけられない」「初登場のインパクト十分だ」「ソロより強いだろコイツ」さらには「マキシマムザ亮君にそっくりだ」「山崎邦正に似ている」など反応は様々。いずれにせよ、その凶暴ぶりに驚きの声が相次いでいた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)