【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 0-0 ガンバ大阪(6月26日/県立カシマサッカースタジアム)
頼れるDFリーダーがチームを救った。ガンバ大阪の中谷進之介が、GK飛び出しの絶体絶命の状況でカバーリングに入り、ゴールライン上で相手のシュートを体を張ってブロック。これにはファンからも「頼りになる」「神セーブ」「あのブロックは凄すぎる」と絶賛の声が挙がった。
注目のシーンはゴールレスで迎えた24分だった。ガンバ大阪のMFウェルトンが自陣左サイド深くで相手のパスをカットすると、ボックス内で福岡将太に預ける。しかし、福岡は鹿島のFW鈴木優磨との距離が近く、ゴール左ポスト付近で後方から激しいプレスを受けてしまい転倒。シュートブロックにGKが出るも、鈴木はゴール前にフリーで位置していた鹿島DF濃野公人にパスを送り、濃野はダイレクトシュートを放った。
しかしその瞬間、GKが前に出て無人の状態となっていたゴールに中谷がカバーリングで入ると、このシュートを身を投げ出して間一髪でシュートブロックに成功。絶体絶命のピンチを迎えたガンバ大阪を見事に救う超絶クリアを見せた。
これにはファンも「中谷マジであのブロックは凄すぎる。完全にいかれたおもた」「中谷すごいなずっとスーパー」「頼りになる」「危険察知能力は日本一やろ」「中谷の守備でしか得られない栄養がある」「全部守ってくれるやん」「神セーブ」と大興奮。SNS上では絶賛の嵐となった。
中谷は6年間在籍した名古屋グランパスから今シーズン完全移籍でガンバ大阪に加入した。今シーズンこれまで、リーグ戦全19試合に先発フル出場し1ゴールを記録するなど、加入初年度から絶対的な存在としてガンバ大阪の守備を支えている。
試合は中谷の奮闘もあり失点こそなかったものの、お互いにゴールを奪うことができずに0-0で終了。中谷は、試合後のインタビューで「この難しい試合で取った勝点1を繋げて、しっかり戦いたい」と次節ホームで迎え撃つFC町田ゼルビア戦に向けて意気込みを語っていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)