事前の予測情報が出されていなかった静岡県で28日昼前に突然、線状降水帯が発生しました。一時は警戒レベルが最も高い『緊急安全確保』が発令されるなど、危険な状態となりました。
27日夜から九州に激しい雨をもたらした活発な雨雲が東海にも流れ込み、28日午前11時ごろ、静岡県西部と中部で線状降水帯が発生しました。雨が絶え間なく地面を打ち付け、傘をさした男性が、身をかがめないと前に進めないほどです。
そして、至るところでドライバーを待ち受けるのが道路の冠水です。無事に引き返せた車もあれば、立ち往生する車も…。車を残して脱出した運転手によると、冠水に気づかず、入ってしまったといいます。