【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 1-2 東京ヴェルディ(6月29日/日産スタジアム)
スナイパーのような狙い澄ました一撃だった。東京ヴェルディのFW山見大登がゴール左上隅に超絶ミドルシュートを叩き込んだ。横浜F・マリノスとの伝統の一戦で決めたスーパーゴールには、「GK無理コースすごい!」「超ナイスゴール!」とファンも大興奮だ。
注目のシーンは、ゴールレスで迎えた11分だった。東京Vが左サイド深い位置に攻め入り、CKを獲得。キッカーのFW山田楓喜が左足で蹴り込んだボールは、鋭く曲がって落ちる軌道でゴール前中央へ。これに飛び込んだDF林尚輝はわずかに合わせられず、相手選手がクリア。しかし、次の瞬間だった。小さくなったクリアボールにボックス手前で反応した山見は、右足インサイドでトラップし、素早く右足を振り抜く。インフロントで放った強烈なシュートがゴール左上隅の“神コースに”に突き刺さり、東京Vが先制に成功した。
解説・佐藤悠介は「すごいのがきましたね。クリアボールに対してしっかりと反応してトラップして振り抜く。難しいことをしているわけではないですけど、止めてから(シュートを打つまで)が速いですし、足をうまく乗せて少し巻いているんですよね。“ズドン”というよりも、ボールに変化を加えている。際どい場所にボールを持っていくのがうまい選手ですけど、冷静でしたね」と、強烈ミドルシュートを称賛した。
さらにはファンもSNSで「スーパーゴールきたーーー!」「エグすぎるだろこのシュート」「狙い澄ましたとはこのこと」「神コースだわ」「うますぎるだろ!」「スピード、コース、軌道、全て完璧なゴール」とコメントを綴る大興奮の一発となった。
山見はその後も快足を生かしたドリブルとミドルシュートで横浜FMのゴールに迫り続けると、22分にはサイドからのクロスに鋭く飛び込んでオウンゴールを誘発。試合は東京Vが2‐1で勝利を収め、背番号11が開幕戦で敗れた相手へのリベンジに大きく貢献した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)