執拗なカーフキックで相手の足が異常なほど腫れあがり、ボコボコに変形する異常事態。カメラが映し出した壮絶ダメージに「形がおかしくなっている…」「ボコボコだ」「足やばっ」と驚きの声が続出。足にばかり注目がいくなか、最後は一転してテンプルを狙いすまして“技あり”衝撃KO。ベテランファイターの見事なKO勝利にファンが沸いた。
6月30日に後楽園ホールで開催された「RISE179」。宮城寛克(赤雲會)とペドロ・ゴメス(ブラジル)の対戦は3ラウンド、カーフでのダメージでゴメスを追い詰めた宮城がテンプルへの右を振り抜きゴメスをKO。ブラジルからの刺客に完勝した。
琉球空手をバックボーンに持つ32歳のベテラン宮城は、地元沖縄の大会などに参戦して現在連勝中。一方、日本のキック大会「ホーストカップ」などに参戦するゴメスは、ブラジルの大会でミドル級優勝の実績を持つ。
試合開始のゴングとともに、宮城が右のインローを連続で蹴ると、ゴメスもカウンターの右で一瞬グラつかせる立ち上がり。前への圧力とパワーが強いゴメス、左右の伸びのあるパンチを見せるが、宮城はガードをしっかり固め、右のローキックで一貫してゴメスの左足を蹴り続け1ラウンドを終える。