集合住宅のような建物が何棟も並ぶ巨大墓地に、廃墟かと見まがうほどボロボロの家、突如現れるカラフルな一帯。東出昌大とひろゆきが、ボリビアの首都・ラパスの上空を走る近代的なロープウェイに乗り、同街の素顔を目撃した。
【映像】「貧民街と一目でわかるように」巨大マンション型墓地と違和感ある家が並ぶスラム
6月30日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』がABEMAにて放送された。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆき(西村博之)を、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?そんなテーマのもと、アフリカ・ナミビアの砂漠に置き去りにされたひろゆきが、アフリカ大陸を横断する旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その第2弾となる本作では、前回ひろゆきの旅のパートナーを務めた東出昌大が、エクアドル・プラタ島に置き去りにされ、南米を横断する旅に出発。ひろゆきは2日目から合流した。なお、使って良い移動手段はローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本的に陸路のみとなっている。
ボリビア・ラパスで迎えた、南米旅15日目。一行は街の上空を走るロープウェイ「ミ・テレフェリコ」に乗り、空中散歩を楽しんだ。ひろゆきの話によると、このロープウェイは「Suica的なもの」も導入されており、公共交通機関としての役割も大きいようだ。ロープウェイの駅は近代的で清潔感が漂っていたが、それはあくまでもこの街の一部。ラパスには貧民街も存在し、ゴンドラの窓からその様子も確認できた。
ゴンドラが高地に近づいていくと、「ラパス中央墓地」が見えてきた。広々とした敷地に5〜6階建ての集合住宅のような建物が何棟も並び、団地のようにも見えるが、ここはれっきとした墓地。このような形態をとっている理由について、豊川ディレクターは「土地がないからかな」と推測した。さらに進むと、屋根や壁が大破したボロボロの家々が。ラパスの貧民街では、固定資産税の徴収から逃れるため、あえて屋根や壁を壊したまま住む人もいるのだという。
そんな同街の貧民街で、ひと際異彩を放つのが、密集して建つカラフルな家々だ。このエリアの家は壁一面が水色やピンク、黄色などで塗られ、一部の壁には鳥のようなイラストも描かれている。この不思議な光景に、東出は「なんでカラフルなんだろう」と疑問をポツリ。実はこのカラフルな塗装は、貧民街であることをわかりやすく示すためのもの。ゴンドラに同乗していた現地の男性は「ここら辺は貧民街で、そうと一目でわかるようにNPOが塗ったんだ」と説明していた。