【UEFA EURO 2024】オーストリア代表 1-2 トルコ代表(日本時間7月3日/オリンピアシュタディオン・ベルリン)
トルコ代表の35歳守護神がUEFA EURO 2024ラウンド16の後半アディショナルタイムに、チームを救う文字通りのミラクルセーブを見せた。残り時間や得点差などを加味すれば「大会ベストセーブ」と言っても過言ではないビッグプレーに、現地実況も大興奮でその様子を伝えた。
UEFA EURO 2024のラウンド16でトルコ代表は、オーストリア代表と対戦し、1分と59分にコーナーキックからいずれもゴールを奪って試合の流れを掌握。しかし66分の失点で、試合の流れはオーストリア代表へと一気に傾いた。
自陣で守る時間が増えたトルコ代表にとって、後半アディショナルタイムに最大のピンチが訪れた。左サイドからふわりとしたクロスを上げられ、最終ラインの裏に抜けたMFクリストフ・バウムガルトナーにヘディングシュートを放たれたのだ。
ゴール正面、しかも近距離から放たれた強烈なヘディングシュートだったが、トルコ代表の守護神メルト・ギュノクが信じられない反射神経で横っ飛びしながら右手一本でボールを弾き出す。現地実況が思わず「なんてセーブだ! なんて力強いセーブなんだ!」と大絶叫するほどのスーパーセーブだった。
バウムガルトナーやその近くにいたシュテファン・ポシュ、ミヒャエル・グレゴリッチュなどオーストリア陣営は揃って頭を抱える。一方、スーパーセーブでヒーローとなったギュノクは真っ赤に染まったゴール裏のサポーターに向かってガッツポーズ。チームメイトたちに祝福された。
このピンチを凌いだトルコ代表は、1点差のまま逃げ切り準々決勝に進出。まさにチームをベスト8に導くミラクルセーブには、ABEMA視聴者も「最大のチャンスが」「えっぐ」「神セーブ」「まじか」「うっそ」「あれ止めるか」「絶対入ったと思った」など大興奮となった。
試合後にSNSでは、ギュノクのセーブがゴードン・バンクス(1966年ワールドカップでイングランド優勝に貢献した伝説的GK)を彷彿とさせると話題沸騰に。オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督も「我々は必要な運に恵まれなかった。同点にする時間はあったが、ゴードン・バンクスがキーパーなら難しいね」と嘆いたほどだ。
なお、トルコ代表は日本時間7月7日の準々決勝でオランダ代表と対戦。ギュノクは再びスーパーセーブでチームを勝利に導けるか。要注目だ。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)