ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者である井岡一翔が、親友であるサッカー解説者・槙野智章との対談に応じた。2団体王座統一戦への意気込みを語るなかで、槙野から受けたある影響が明かされている。
7月7日に東京・両国国技館で、ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦が行われる。6月30日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、WBA世界スーパーフライ級王者である井岡が、IBF世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネスを迎えるビッグマッチを取り上げた。
日本男子初となる4階級制覇王者の井岡、サッカー日本代表としてW杯にも出場経験もある槙野は大の仲良し。「10年近く(の仲)で、試合もずっと見に行かせてもらっていた。サッカーに興味はなかったが、彼に出会ってサッカーを見ると、槙野智章と浦和レッズにうわーっとのめり込んだ。いつの間にか1人でタクシーに乗って見にいくようになりました」と井岡は笑顔で槙野との出会いを語った。
番組ではそんな仲のいい2人が対談形式で試合の見どころなどを紹介した。
スーパーフライ級の2団体制覇を目指す井岡。その原動力は「家族」だと語る。「上の子は5歳で下の子が2歳。物心ついて自分のお父さんがボクシングの世界チャンピオンだと認識できるまで頑張りたい」と意気込みを語った。
そんな井岡は、槙野のプレーからある影響を受けているという。それはプレーから滲み出る『槙野智章の熱さ』だ。
「マッキーの1対1の熱さ。あの熱量、巻き込み方はアスリートとして大事。闘志で(観客を)巻き込めるし、日本の次世代を沸かせられて、メッセージも伝えられる。年齢的にもそういう立ち位置になってきたので、熱いものを見せたい」
これに同調する槙野は「そこは意識していたし、サッカー界でも闘志が欠けていると言われている。そのなかで、一翔から闘志を見せれば、日本全体が盛り上がる」と井岡の活躍を応援した。
(ABEMAスポーツタイム)