【WWE】RAW(7月1日・日本時間2日/ボストン)
最近になって執拗なストーカーぶりが目に余る“魔性”の女子王者が、リング下に乱入&乱闘。これに端を発し、トップロープのレスラーがまるでピタゴラスイッチのような出来事の連鎖の末に股間を強打。あまりにもついてないローブローによる敗戦エンディングにファンからも「そんなアホな…」「散々で草」と失笑が漏れた。
WWE「RAW」で、レイとドミニクのミステリオ親子の直接対決によるシングル戦が行われた。長年対立を続ける親子だが、息子の成長を父が目の当たりにする好勝負が展開された。しかし、悪女レスラーの乱入によって予期せぬ”珍”ハプニングで決着してしまった。
ラテン軍団のレジェンドである父レイと、グレて闇堕ちしてからレスラーとして腕を上げたドミニクが、これまで以上に好勝負を展開。意外にもドミニクが善戦をみせたが、途中ドミニクに急接近を続けるリヴ・モーガンの登場で一気に流れが悪くなる。
場外で「邪魔をしないで帰ってくれ」とストーカー女子のリヴに抗議するドミニクだが、レイの背後からのキックを喰らい場外でリヴに馬乗りになるお約束のハプニングが発生。一連の誘惑にも慣れて来たか、無事にリングに帰還すると、オヤジ譲りの禁断のフィニッシャー「619」を炸裂させ勝利まであと一歩だ。
ドミニクにとって千載一遇のチャンス。トップロープへ駆け上り、あと一撃で勝利というところで、とんでもない不幸がドミニクを襲う。リヴに続き彼女のライバル女子レスラー・ゼリーナ・ベガも乱入に参戦し、女子二人でわちゃわちゃ乱闘がスタート。ゼリーナのリングへの介入を阻止しようとエプロンに立ちはだかったリヴが、偶然トップロープを掴んだその時だった…その振動でドミニクがバランスを崩してトップロープに股間を強打。大悶絶となった。
この惨劇にABEMAで解説を務めていた“WWE通”で知られるTikTokerのもりおも「ドミニクのドムドムが…」と失笑。ファンからも「カオスすぎる」「そんなアホな…」「散々で草」と展開の荒さに失笑が聞かれた。
リング上の親子ゲンカ、リング下のキャットファイト、関係ない二つの争いが、まるでからくり装置のように連鎖して生み出した不運なローブロー。これには「3点方式」「ピタゴラスイッチじゃん」「腹痛い」との声や「こればかりはリヴのせいやな…」とドミニクに同情的な声もチラホラ。股間を強打し動きが止まったドミニクにレイは容赦なく、高角度の「619」からスプラッシュを叩き込んで勝利を挙げた。
これまで一度も”オヤジを越え”を果たしたことのないドミニクにとって歴史的勝利目前でのコントのような結末となってしまった。(ABEMA/WWE『RAW』)