【WWE】MITB（7月6日・日本時間7日／トロント）
リング上の高さ5メートルのラダーの上から、美女レスラーが場外のテーブルへ真逆さまに落下。テーブルを粉砕して大の字になる衝撃の失神KOに地元凱旋で沸いたファンも騒然。「体張りすぎ」「とんでもねえ…」と驚きの声が上がった。
WWEの大一番「マネー・イン・ザ・バンク」がカナダ・トロントで開催され女子マネー・イン・ザ・バンク戦で、地元出身のチェルシー・グリーンが勝利目前でラダーの頂上から真っ逆さまにテーブルに落下する衝撃エンド。会場がどよめいた。
予選を勝ち抜いたチェルシー、ナオミ、イヨ・スカイ、ライラ・ヴァルキリア、ティファニー・ストラットンの5人によって高さ約5メートルのラダーに登り、頭上に吊るされたブリーフケースの奪取を争う特別ルール。ラダーを使い回収に成功した勝者が、いかなるタイミングでもタイトル挑戦権を発動できる“キャッシュイン”の権利を獲得する。
リング上に設置されたラダーを使って5選手がラフファイトと、ラダー上での頭脳的な駆け引きを繰り広げるなか、試合後半で衝撃のシーンが訪れる。リングに一人残り2本の安定した足場を築いて一気にラダーを駆け上がった地元出身のチェルシーが、ブリーフケースのフックを外し回収あと一歩まで迫るが、下からティファニーの手が伸び、あと一歩のところで失敗する。
さらにティファニーの“悪魔のひと押し”で傾くラダーからチェルシーが真逆さまに場外落下。5メートルを超える高さから場外のテーブルに突き刺さり、大の字になった。
ABEMA解説の堀江ガンツが「さっき（チェルシーが）自分で用意したのに…」と口にした通り、数分前にチェルシー＆ティファニーが共同作業でセッティングしたテーブル。自らセットした罠に“大の字KO”となるあまりにも皮肉な結末にファンからは「チェルシー体張りすぎ」「とんでもねえよ」「テーブル葬」と悲痛な声が上がった。
ラダーの頂上での抜け駆けに成功したティファニーは、ほぼ横取りの形で女子マネー・イン・ザ・バンクに勝利。今年春のデビュー以来旋風を巻き起こしている25歳“生意気女子”がタイトル獲得へ向けキャッシュイン行使の権利を獲得した。
