【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア1－0名古屋グランパス（7月6日／町田GIONスタジアム）
FC町田ゼルビアの至宝・平河悠が、サポーターたちに感動的な別れの挨拶をした。新天地に向けた涙の誓いに、サポーターたちは平河のチャントを熱唱すると「泣けてくる」「平河頑張ってこいよ」と暖かいメッセージが送られた。
町田は6日、U-23日本代表の平河が海外クラブへの移籍を前提としてチームを離脱することを発表。そのため、名古屋グランパス戦はチーム離脱前のラストマッチとして注目を集めた。
この試合でも得意のドリブルやカットインから名古屋ゴールを脅かす。ゴールを奪うことはできなかったが、後半アディショナルタイムに交代するまで、平河らしいアグレッシブなプレーを見せた。
試合後、サポーターの前で挨拶を行った平河は拡声器を持って「この度、海外挑戦することになりました」と報告。言葉を詰まらせると、うっすらと涙を流しながら「最終的な目標を達成するために頑張ってきます。今年、町田ゼルビアが優勝することを願っていますし、自分も新天地でいい報告ができるように頑張ってきます」と語った。
町田のサポーターたちは「お前の足で"世界"を黙らせろ！」の弾幕を掲げ、「平河、お前の足で奴らを黙らせろ〜」と平河のチャントで送り出す。さらに平河はチームメートたちに胴上げされるなど感動的なシーンとなった。
ABEMAのコメント欄でも「泣いてまうやん」「こっちまで泣ける」「泣かせるなよ」といったメッセージや「がんばれよ！」「大きくなてくるんだよ」「おうえんしてるぞ」など平河を応援するコメントで溢れた。
平河は山梨学院大学在籍中の2021年に特別指定選手として町田でJリーグデビューする。2023年に正式加入し、J2リーグで35試合に出場して6ゴールを挙げるなど、クラブ史上初のJ1昇格に貢献した。今シーズンも主力アタッカーとしてJ1リーグで18試合2ゴールの成績で、首位を走るチームの原動力となっている。
さらにU-23日本代表としても活躍しており、今月開幕するパリ五輪のメンバーに選出された。
（ABEMA de DAZN／明治安田J1リーグ）
