過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙で、現職の小池百合子氏が3期目の当選を決めた。ANNなどが行った出口調査の中間集計によると、小池氏は有権者の約4割から支持を集め、圧勝した。7日夜の『ABEMA Prime』に前安芸高田市長の石丸伸二氏が中継出演し、選挙戦を振り返った。
「とにかくやり切った、楽しみ切ったというのがうちのチームの感想」
こう述べる石丸氏。今回の結果を受け、国政進出も視野に「広島1区も選択肢になる」に言及している。その意図について、「広島1区は1つの例で、すべての選択肢がテーブルに乗っている。ただ、現時点で何をするかは決めていない。総理の選挙区である広島1区を挙げたのは、メディアの皆さんが反応するからだ。布石を置いておけば、解散総選挙の有無から話題になる。そこでメディアの皆さんが騒ぐと、国民の政治に対する興味・関心がまた一段と上がるのではないかと期待している」と答える。
また、「市長選以上に、今回は知名度の影響が大きいなと感じた」という。「立候補するだけではマスメディアが扱わないという、スタートの位置からして後ろに置かれるというのは、安芸高田市長選ではなかった」。
一方、自身が支持を得たことについては、「完全な無所属で、いわゆる“政治屋”に対するアンチテーゼだったと捉えている。そこが共感してもらえた一番のポイント。ネットを駆使したという評価もわからなくはないが、ネットに頼ったつもりは全くなく、街頭演説228回はどの候補よりも多かった」と説明。
ANNの出口調査では、10代から30代の投票先は石丸氏が最も多かった。「これまで選挙や政治に関心が持てなかった人が、今回は行動に移した。4年前、私はそれを願って会社を辞めて政治家を志したので、形になってきているのは嬉しい。日本のためにはいい兆候だ」と述べた。
パックンは「政治屋ではないところが皆さんの心に響いたとおっしゃっていたが、この先も政界で頑張るのであれば、どこかの段階で政治家になってしまうのは怖くない?」と投げかける。これに石丸氏は「全く心配していない。政治屋になってまでしたいことがない。そうなれば、政治の世界から足を洗う。他にやりたいことがたくさんある」と応じた。(『ABEMA Prime』より)
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