政見放送でチューブトップ姿に…内野愛里「物議は醸したけど私的には政治にちょっと貢献できた」売名行為との指摘には「知ってもらわなければ投票してもらえない」
【映像】政見放送ではチューブトップ姿になった内野氏

 7月7日に投開票が行われた東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏が元参議院議員の蓮舫氏や元安芸高田市長の石丸伸二氏を抑えて当選、3選を果たした。小池氏が約43%の得票率で圧勝する中、今回は史上最多の56人もの候補者が出たことでも話題になった。各候補者が個性的な政見放送をする中、カワイイ私の政見放送を見てね代表・内野愛里氏は、スーツを脱いでチューブトップ姿になり、物議も醸した。選挙戦を終えた直後「ABEMA Prime」に出演した内野氏は「私的には政治にちょっと貢献できた」とコメント。さらに売名行為だったのではという指摘に対しては「知ってもらわなければ投票してもらえない」と発言した。

【映像】政見放送ではチューブトップ姿になった内野氏

 候補者数だけでも異例な中、ポスター掲示板に選挙では見たこともないようなものが貼られ「カオスな都知事選」と呼ばれた中、驚きの政見放送を行ったのが内野氏だ。NHKから国民を守る党(N党)立花孝志党首の誘いで選挙に参戦した内野氏は、政見放送でおもむろにスーツの上着とワイシャツを脱ぎ出し、セクシーなチューブトップ姿になったことが瞬く間にネット上で拡散。カメラに向けて「カワイイ」を連呼した。

 番組の進行役を務めたパックンから、今回の選挙活動の意義について聞かれると「(立花党首から)若い女の子で出馬してくれる人はいないかという形でお誘いいただいた。実際出馬した時に、出るからにはちゃんとしようと思ってやっていくうちに、自分がどうやったらみなさんに注目していただけるかということを考えて政見放送に至った。いろいろ物議は醸したが私的には、日本の政治にちょっと貢献できたんじゃないかなと思う。正直なところ、どっちみち私は都知事には今回なれないとわかって出馬していた」と振り返った。また、政見放送では政策についての言及はなかったことに「泡沫候補としてこのように扱われてしまうという現実があるので、自分をどれだけ知ってもらうかを考えて出馬した。これから政治の世界にしろ行かないにしろ、自分のことを知ってもらうことはプラスしかない。他の番組や路上で演説した時は、自分がやりたいことを述べていた」と説明した。

 コラムニストの小原ブラス氏は、内野氏が過去に受けたインタビューを引き合いに出し「供託金を出してくれたスポンサーのマスコットとして活動することが決まっているのでお仕事の一環です、と発言されている。この後はどうなるのか」と質問。内野氏は「有料のSNSサイトで『私もやっているよ』というだけです」と答えたが、続けて小原氏は「その後、広告に出て『ああ、あの子だ』となるように知名度を集めたということではないのか。売名では」と追求した。これには内野氏も「売名しないと、知ってもらわないと政治家をするにしろ、投票してもらうことすらできない」と食い下がった。

 また小原氏から改めて「政治を今後やる上での売名ならわかるが、仕事のマスコットとしての一環と言ってしまうと、今後政治をやっていくことがない上に、金を出してもらって売名は政治理念としてはどうか。今後も出馬の予定はあるのか」と問われると「ちゃんと出たから自分事として考えられるようになった。最初の目的はスポンサーがいたからだったが」と、含みを持たせた。
(『ABEMA Prime』より)

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