【UEFA EURO 2024】ポルトガル代表 0-0(PK3-5) フランス代表(日本時間7月6日/フォルクスパルクシュタディオン・ハンブルク)
これだからフットボールは面白い。スタジアムだけでなく、画面越しのファンも揃って熱狂したアツい場面が訪れた。41歳のポルトガル代表のDFペペが一度相手に抜かれるも、再び追いついてタックルで決定機を阻止。終盤に意地を見せての咆哮が感動を呼んだ。
UEFA EURO 2024準々決勝でポルトガル代表はフランス代表と対戦。必見のシーンはスコアレスだった90分に起きた。フランス代表が自陣からカウンターを仕掛けると、FWマルクス・テュラムが右サイドでボールを大きく前に蹴り出して、ぺぺとスピード勝負に持ち込む。ともに譲らず並走し、ボールはポルトガル・ゴール側のボックス付近に。1対1の状態になると、テュラムが緩急でぺぺを抜いて一気にボックス内へと侵入した。
しかし、抜かれたペペも決して諦めなかった。粘りのダッシュでテュラムに追いつくと、ゴール目前で決死のタックルを成功させて決定機を阻止。意地を見せて雄叫びを上げた。まさにハートが震えるシーンだった。
41歳の気合いのディフェンスには、ABEMAで解説を務めた林陵平氏も、「熱いですね。40代に勇気を与えますよね」と絶賛。そして視聴者もコメント欄で「ぺぺとマッチアップしたくない」「ペペに感動する」「ぺぺおじ熱すぎるw」「ぶち抜かれてもやり返す」「ぺぺまじで41かよw」「泣かせるぜ」「よくスプリントできるな」「かっこいいよ」「マジで勇気くれる」「40代であそこまで走れないよ普通」「スピードでも負けてない」「異次元すぎるやろ」と熱狂していた。
試合はその後、スコアレスのままPK戦にまでもつれ込む死闘となり、ポルトガル代表はPK戦3-5で敗北。ゲーム後にぺぺは人目も憚らず涙し、盟友のクリスティアーノ・ロナウドにハグで慰められるシーンが世界中で感動を呼んだ。41歳のぺぺと39歳のC・ロナウドは、年齢的に代表引退しても不思議ではなく、2026年ワールドカップに向けて去就が注目されている。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)