ドイツで開催中のサッカー欧州選手権・UEFA EURO 2024は、準々決勝までの48試合を消化。残すは準決勝2つと決勝の3試合となった。
欧州中のスーパーアスリートが集う今大会。身体能力の分かりやすい指標である「最高速度」を見るだけでも、「ワールドカップを超えるレベルの大会」と謳われる理由の一端が見てとれる。UEFA公式による48試合消化時点の最高時速トップ10は、以下のようになっている。
【UEFA EURO 2024最高時速トップ10】
36.5km/h:キリアン・エンバペ(フランス代表FW)
36.0km/h:フェラン・トーレス(スペイン代表FW)
35.9km/h:ベンヤミン・シェシュコ(スロベニア代表FW)
35.8km/h:リロイ・ザネ(ドイツ代表FW)
35.8km/h:ヴァレンティン・ミハイラ(ルーマニア代表FW)
35.7km/h:テオ・エルナンデス(フランス代表DF)
35.6km/h:ダン・エンドイェ(スイス代表FW)
35.6km/h:ミッキー・ファン・デ・フェン(オランダ代表DF)
35.5km/h:ラスムス・ホイルンド(デンマーク代表FW)
35.4km/h:ラファエウ・レオン(ポルトガル代表FW)
1位のエンバペは、大会初戦で鼻を骨折して以降はフェイスガードマスクを着用。視野が制限され蒸れなど煩わしさがある中でのプレーを余儀なくされているため、お世辞にもベストパフォーマンスとは言えない状態だ。とはいえスピードはやはり一級品で、ポルトガル代表との準々決勝では信じがたい速さで裏に抜け出して大会最速の36.5km/hを記録した。
UEFA公式Xがこのトップ10を投稿すると、海外サッカーファンからは「エンバペは本物のスピードスター」「もはや忍者だ」「信じられない速さだ」「やっぱりエンバペより速い選手はいない」「マスクしてるのにね」「スペインはどうやってエンバペを止めるのか」などの声が出ている。
準決勝のカードは日本時間で、7月10日(水)04:00:スペイン代表vsフランス代表、7月11日(木)04:00:オランダ代表vsイングランド代表。最高時速トップ10圏内だとエンバペ、フェラン、テオ、ファン・デ・フェンの4人に更新のチャンスがあり、その他の選手が記録を塗り替えてくる可能性も当然ゼロではない。彼らスピードスターの活躍はセミファイナルでも必見だ。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)