【UEFA EURO 2024】スペイン代表 2-1 フランス代表(日本時間7月10日/ミュンヘン・フットボール・アレーナ)
無敵艦隊のナンバー10が驚愕のテクニックでファンを魅了した。スペイン代表のMFダニ・オルモが相手のクリアボールを華麗なタッチで収めると、相手のブロックにも負けない強烈なシュートを叩き込んだ。SNSには「美しすぎんか?」「才能出まくりのゴール」と脱帽するファンの声が相次いで投稿された。
UEFA EURO 2024の準決勝第1試合では、スペイン代表vsフランス代表というヨーロッパ屈指の好カードが実現。世界が注目する大一番は9分、FWランダル・コロ・ムアニのヘディングシュートでフランスが先制した。
しかし21分、スペインが誇る16歳の神童ラミン・ヤマルの大会史上最年少記録となるスーパーショットで同点に追いつく。勢いに乗るラ・ロハにさらなる歓喜が訪れたのは、衝撃のゴールからわずか4分後のことだった。
ヤマル、ダニ・オルモと繋がった後、38歳ヘスス・ナバスが敵陣右サイドからクロスを上げる。ボールはフランスのDFウィリアム・サリバに頭でクリアされたが、ボックス内でダニ・オルモがこぼれ球を拾った。
浮き球を右足インサイドで巧みにコントロールしたダニ・オルモは、さらにリフティングするかのように、地面にボールがつく前に右足アウトサイドでフランスのMFオーレリアン・チュアメニをかわす。そして、そのまま右足を一閃。強烈なボールはカバーリングに入ったジュール・クンデの右足に当たったが、勢いそのままにゴールネットに突き刺さった。公式記録では当初オウンゴールとされたが、後にダニ・オルモの得点に修正されている。
ヤマルの衝撃ゴールに続く美しいゴラッソに、ファンは大熱狂。SNSでは「ダニ・オルモのゴールもやべーな」「アウトタッチうますぎ」「トラップとかわし方から才能出まくりのゴール」「なんでゴール前でそんな冷静なんだ」「リフティングしてゴールw」「あのトラップなんや?美しすぎんか?」「ファーストタッチとツータッチ目が柔らかすぎて鳥肌たった」など興奮冷めやらぬ投稿が溢れかえった。
準々決勝の負傷したペドリの代役としてスタメン出場したダニ・オルモは、決勝トーナメントに入ってから驚愕の3試合連続ゴール。得点ランキングでもコーディ・ガクポ(オランダ代表)、ジョルジュ・ミカウターゼ(ジョージア代表)、ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表)、イヴァン・シュランツ(スロバキア代表)と並ぶ大会トップタイとなった。
頼れる10番のゴールで勝ち越しに成功したスペイン代表は、このまま2-1でフランス代表を撃破。2012年大会以来の欧州制覇へ向けて、日本時間7月15日には運命の決勝戦(相手はオランダ代表vsイングランド代表の勝者)に臨む。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)