日本代表のキャプテンを務めるリヴァプールMF遠藤航が、若い世代との交流に大人の対応を見せた。U-23世代の選手から、画像投稿SNSアプリ『BeReal.』の撮影を“おねだり”されたという遠藤。圧巻の距離の詰め方に驚き見せつつ、「喜んでくれたので良かったけど(笑)」と新しいコミュニケーションの取り方にタジタジとなっていた。
7月7日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、6月23日に放送された『遠藤航SP』の特集に入りきらなかったエピソードを紹介。チームのことや日本代表にまつわること、プライベートなど様々な質問を展開し、遠藤へとぶつけた。
今年31歳を迎えた遠藤は、世界最高峰・プレミアリーグの強豪リヴァプールでスタメンとして活躍。さらに日本代表でもキャプテンを務めるなど、周囲から一目置かれる存在となっている。
そんな遠藤が後輩からの“イジリ”についてコメント。「イジってくるのは南野(拓実)選手くらいで、10代とか20代になると勇気がいるかも?でも、それでいいと思っている」と、ある程度の緊張感は必要だとの考えを示した。
とはいえ、将来の日本代表入りを目指すアンダー世代の子たちには少々甘い様子。番組にゲスト出演したお笑いコンビ『見取り図』の盛山晋太郎から「若い子にTikTok(一緒に)撮ってくださいって言われたら?」と質問されると、過去の思い出話を明かした。今年1月に行われたAFCアジアカップでは、アンダー世代の選手がサポートメンバーとして、日本代表に帯同していた。そこである選手から「BeReal.を撮ってください」とお願いされたという。
『BeReal.』とは若い世代で流行っているインカメラとアウトカメラで同時に撮影できるアプリ。2022年頃から世界規模でダウンロード数が急増し、Z世代を中心に人気を集めている。特徴はアプリの名前の通り「リアルを見せること」。運営側からは毎日ランダムな時間に通知があり、2分以内に返信するのがルール。投稿する内容はまさに「いまの自分」だ。今何をしているか、どんな状態かをすぐさまリアルに伝えるため、ライブ感があふれる投稿が続出。他のSNSとはまったく違う盛り上がりを見せている。
遠藤は後輩からの撮影依頼にも快く撮影に応じたようで「喜んでくれたので良かったけど(笑)」とコメント。若い選手たちの物怖じしないコミュニケーション術にタジタジとなりながらも、嬉しそうな笑顔を見せた。
番組MCの川﨑宗則は「僕は上の先輩にはちゃんとしていた」と野球界ならではの厳しさを紹介。一方で「下の年代からは『ムネリン〜』ですから」と、下の世代とはフランクに接していた。そんな川﨑は「下の子たちがやっていることの共感、感じることはやろうとしていました。BeReal.、やりたいもん。初めて知ったよ!明日(所属している栃木ゴールデンブレーブスに)帰ったら、やろうぜって言うよ!」とコメント。川﨑らしい歩み寄りのコミュニケーション方法を紹介した。
(ABEMAスポーツタイム)