日本の金融市場でいま「最高値」の言葉が踊りまくっている。東京株式市場の日経平均株価は連日のように史上最高値を更新。東証株価指数・TOPIXでも2900を上回り「バブル期を超えた」と大騒ぎだ。新NISAが始まって以来、投資信託にも多くの資金が流れ込み、人気のインデックスファンド「オールカントリー」では、前年の約5.7倍にまで増加した。そんな中、政府は子どもたちへの“金融教育”を推進、2022年から高校で義務化された。ところが、現場から聞こえてくるのは投資、投資の言葉ばかりという指摘も。『ABEMA Prime』に出演した社会的金融教育家の田内学氏は「マネーゲームばかりでは新しい物が生まれず全員で沈んでいく」と警鐘を鳴らす。