【WWE】RAW(7月8日・日本時間9日/オタワ)
日本人女子レスラーが対戦相手を“まさか”の方法で挑発。ちょっとお下品なパフォーマンスにレフェリーが両手を広げて困惑するも、その行動に隠された粋なメッセージを解説者が指摘。ファンから反響が相次いだ。
WWE「RAW」で行われた”ダメージCTRL”イヨ・スカイ&カイリ・セイン&ダコタ・カイ対ライラ・ヴァルキリア&カタナ・チャンス&ケイデン・カーターの6人タッグ戦でのひと幕。
試合開始、まずはカイリとケイデンの攻防。トップロープから軽やかに相手の頭を飛び越え華麗に着地したカイリは、自らのお尻を”ぺん・ぺん・ぺん”とやや強めに叩き「こいよこいよ」と挑発して高笑い。
いつもの”ダメージCTRL”らしい悪辣な挑発パフォーマンスにファンも「かわいい」「おしりぺんぺん」と楽しげに反応するが、解説のWWE好きTikTokerもりおはすぐに「アスカさん的な挑発ですね」と素早い指摘。
「尻ぺん」挑発の直後、アープホイップで投げられるとあっさりタッチをして見事な出オチぶりをみせ、ファンからの失笑をかったカイリだったが、パフォーマンスの裏には、長らく怪我で欠場中のアスカへの思いやりの心が込められていたとも取れる。特にカイリは元タッグ王者”カブキウォリアーズ”のパートナーとして盟友といえる存在だ。
数カ月前まではWWE女子でシングル、タッグを総なめにするなど席巻していた”ダメージCTRL”だが、このところは連敗続き。この日はイヨが美しい「ムーンサルト・プレス」でフォールし勝利をもたらしたが、やはりダメコン復活にはアスカの存在が不可欠。カイリのとっさのパフォーマンスからも「早く帰ってきて」とのアスカへのメッセージが感じられた。(ABEMA/WWE『RAW』)