【UEFA EURO 2024】オランダ代表 1-2 イングランド代表(日本時間7月11日/BVBシュタディオン・ドルトムント)
UEFA EURO 2024準決勝、オランダ代表対イングランド代表の試合は、終了間際オリー・ワトキンスの劇的逆転弾によりイングランド代表が2-1の勝利。最後まで勝負の行方がわからない展開となったが、オランダ代表が同点に追い付かれるきっかけとなったVARの判定が物議を醸している。
問題の場面は前半14分。こぼれ球に反応したイングランド代表ハリー・ケインがジャンピングボレーをすると、振り抜いた後の右足がブロックに入ったオランダ代表デンゼル・ドゥムフリースと交錯、ケインは足を抑えて悶絶した。
一度はスルーされたもののVAR介入の結果、ドゥムフリースの足裏がケインの足に入ったというジャッジでイングランド側にPKが与えられた。
ボールを蹴った後の足が当たったことから、同判定には海外メディアを中心に非難が殺到。『TNT Sports』では元イングランド代表DFギャリー・ネヴィル氏が「あのPKは絶対的な恥だと思う」と糾弾。ファンも「あれはPKじゃない!」「納得がいかない」と同調、日本の視聴者も「こんなんで取るなよ」「どこが?」「絶対ない」と否定的な様子をみせていた。
『BBC』によると、試合後オランダ代表ロナルド・クーマン監督も「あれはPKになるべきではない」「VARのせいで、サッカーが台無しになる」と不満を露わに。主将のファン・ダイクも「PKは重要な瞬間になった。イングランドはそこから自信をつけた」と試合を左右する判定になったことを指摘している。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)