ドイツで開催されたUEFA EURO 2024は、日本時間7月15日早朝の決勝でスペイン代表がイングランド代表を2-1で撃破。UEFA EURO史上初である無傷の7連勝で、1964年、2008年、2012年に続く最多4回目の優勝を果たした。
全51試合で計117ゴール(1試合平均で2.30点)が生まれた中、大会得点王は3ゴールだった6人。コーディ・ガクポ(オランダ代表)、ハリー・ケイン(イングランド代表)、ダニ・オルモ(スペイン代表)、ジョルジュ・ミカウターゼ(ジョージア代表)、ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表)、イヴァン・シュランツ(スロバキア代表)がタイトルを分け合う形となった。
第1回の1960年大会(本大会は準決勝、3位決定戦、決勝の4試合のみ)は2ゴールで5人が並んでいたが、6人が得点王のタイトルを分け合うのはUEFA EURO史上初。また、24か国制になった2016年大会以降では最も少ないゴール数でタイトルが決まった。
今大会は得点王の最有力候補だったフランス代表のキリアン・エンバペが初戦で鼻を骨折した影響で振るわず(PKによる1ゴールのみ)、8試合・14ゴールで予選得点王だったベルギー代表のロメル・ルカク、そして前回大会のトップスコアラーであるポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドはいずれもまさかのノーゴール。MFながら所属するレアル・マドリードでゴールを量産していたイングランド代表のジュード・ベリンガムも、ラウンド16で「大会屈指のゴール」と評されるオーバーヘッド弾を決めたものの、2ゴールにとどまっている。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)