【WWE】SMACK DOWN(7月12日・日本時間13日/ウースター)
完璧に突き刺さったはずのDDTに「効いてねぇよ」とガン決まりで無傷アピール。さらに現タッグ王者をたった一人でボコボコに…。“悪の血族”が新たに投入した暴走男の狂気の暴れっぷりに会場が騒然となった。
WWEタッグ選手権”DIY”ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパと”Aタウン・ダウン・アンダー”オースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーの試合直後に、「いま、WWEで最も狂っている男」ジェイコブ・ファトゥが乱入、襲撃を開始した。タッグ王者チームをたった一人で粉砕するなど、衝撃の光景が繰り広げられた。
先週ベルトの移動があり新王者となった”DIY"が臨んだリマッチ。試合は同士打ちなどチグハグな連携で自爆した”Aタウン・ダウン・アンダー”に対して、DIYが得意の合体プレー「ティング・イン・ザ・ミドル」でセオリーを沈め、見事防衛に成功した。しかし試合後、予期せぬ展開が待っていた。
"DIY"がベルトを手にアピールしている最中、先月”ブラッドライン”に加入後、全方位で大暴れしているジェイコブが突然現れ、王者チームを襲撃。実況の清野茂樹アナウンサーも「なぜDIYと?」と謎だらけの展開のなか、ガルガノが「サモアン・ドロップ」の餌食に。
ここで一人残されたチャンパが反撃に出てサイドキックからDDTと完璧な連続ワザを決めるも、頭がマットに刺さったはずのジェイコブは、ゾンビのようにムクムクと蘇生し完全に逝っちゃった顔で「効いてねぇよ」と狂気の表情を浮かべる。
「バケモンや」「ゾンビみたい」「無双やな」「痛みを感じないのか」とファンが騒然となるなか、試合後とはいえ現タッグ王者をひとりでKO。その後も「うわああ」と雄叫びを上げガルガノに突進、チャンパにブロックバスターで追撃など、やりたい放題だった。
ABEMA解説の堀江ガンツも「手がつけられないですね…目に付いた獲物に襲いかかってるだけに見えます」とジェイコブの暴走ぶりに絶句。まさに人を襲う野生動物状態の男に、ひたすらボコボコにされる王者チームに清野アナウンサーも思わず「気の毒になってきました」と本音を漏らしていた。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)